刺身が食べ切れずあまって、困ったことはありませんか?ラップして冷蔵庫に戻したら、翌日は色が変わってやむなく捨ててしまったなど…実は、当日に簡単な下処理をすれば、次の日も生のままおいしく食べられます。
消費期限が当日になっていても、このレシピなら大丈夫!フードライターが15年間作り続けているレシピ(和風・洋風2種類)を紹介します。
刺身は切り身でなく「サク」で買った方がおいしい
スーパーの鮮魚売り場で刺身を買うとき、「あんな大きなサイズは食べ切れない」と、切った状態のものを買っていませんか?ブロックの「サク」で買って、食べる直前に自分で切った方が絶対においしいので、次はぜひおためしを。
そして食べ切れずあまっても、このやり方なら翌日も生でおいしく食べられます。2〜3種類を躊躇せず買ってください。
手巻き寿司なら酢飯ごと次の日まで食べられる
大人数で手巻き寿司をやると、酢飯もあまりがちです。でも、ラップして冷蔵庫に入れておけば、電子レンジで軽く温めるだけで、残った刺身と一緒に食べられます。
「温かい酢飯ってアリなの?」と思った方。こちらもぜひ食べてみてください。温かい酢飯と冷たい刺身、とてもおいしいのです!
翌日もおいしく食べるヒントは「◯◯◯漬け」
残った刺身を翌日もおいしく食べるには、当日のうちに調味料をまぶし、「づけ」にしておくことが大事です。ポイントは調味料に「オイル」を必ず使うこと。
魚を買ってきた当日に「づけ丼」を作るなら、しょうゆとわさびだけなどオイルなしでもいいです。が、翌日まで残す場合は、オイルを使った方が魚のみずみずしさが保てて断然おいしいです。
ごま油を使う和風と、オリーブオイルの洋風アレンジ、2種類紹介します。使う刺身の種類は問いません。生のイカ、甘エビなどもOKです。
残った刺身をおいしく食べるレシピ1:ごま油で作る和風漬け
《残った刺身で作る和風ごま油漬け》
材料 作りやすい分量(刺身1/2さく、80〜100g) 残った刺身(下記)・しょうゆ・炒りごま(白)・ごま油
作り方
1)漬け液を作る。しょうゆ大1(残った刺身が100gより多ければ大1と1/2)に、ごま油大1をよくまぜる。
2)炒りごま大3を、指ですり潰しながらまぜる(粗めのすりごまを作る)
ちなみに、面倒ならフードプロセッサーで粗めにつぶしても。これは10年以上愛用中のバーミックス↓を使っています。
3)残った刺身を薄切りにして(今回はカツオを使用)、
4)漬け液に入れてよくまぜ、
5)保存容器に入れて落としラップをする。(「落としラップ」がわからない方はこちらの過去記事を↓ [レシピ]魚介をぐっとおいしくするバーベキュー用の下ごしらえ )
6)さらに上からラップし(最近はこの手のひらサイズの超ミニがあるので便利!)
7)ふたをして冷蔵庫で保存。
8)翌日そのまま食べる。カイワレやシソ、ネギなどをのせてカルパッチョ風にしても、前日残った酢飯の上にのせても、どちらでもおいしい。
10)味がしっかり入り、ごまの食感と、ごま油の香ばしい風味ものって、めちゃくちゃおいしいです!おつまみにも。
残った刺身をおいしくするレシピ2:オリーブオイルで作る洋風漬け
《残った刺身で作る洋風オリーブオイル漬け》
材料 作りやすい分量(刺身1/2さく、80〜100g) 残った刺身・しょうゆ・塩・こしょう・オリーブオイル・アボカド1/3個
作り方
1)残った刺身(これはマグロ赤身と刺身用サーモン、合計100g)を、1.5cmくらいの角切りにする。
2)しょうゆ小2、塩こしょう少々、オリーブオイル大1をまぜて漬け液を作り、魚をあえる。
3)上の「和風」と同じように容器に入れ、落としラップをして冷蔵庫保存し、
4)食べるときにアボカドを同じ大きさの角切りにしてあえ、酢飯や白いごはんにのせる。カイワレや、のりをちぎってのせてもOK。オリーブオイルが魚とごはんに意外に合うのでびっくりします。
「残った刺身を翌日もおいしくするレシピ」、いかがでしたか?これで刺身は、躊躇なく大きめのサクで、何種類も買えますね!ぜひいろいろな魚でためしてみてください。また、好みでわさびを入れたり、温めただしを注いで「だし茶漬け」にしてもおいしく食べれます。