食の取材歴19年のフードライター。レストランとレシピ研究に人生賭けてます。イタリアンと魚が特に好き。

[映画評]『ワンダー 君は太陽』(6/15〜全国公開)を映画館で観てきました

ワンダー 君は太陽

世界中で大ヒット中、日本でも6月15日から全国公開された映画『ワンダー 君は太陽』を観てきました。ジュリア・ロバーツ主演(小学生の母親役)、笑って泣けるアメリカンなヒューマンドラマです。あえて映画館で観てきた感想をレポート。ネタバレしないように書いてます。

『ワンダー 君は太陽』のあらすじ(ネタバレなし)

【映画パンフレット】ワンダー 君は太陽 

この映画は、外見的ハンディキャップを持った小学生の男の子とその家族の、葛藤と幸せな日々を描いた作品です。以下、『ワンダー 君は太陽」公式ウェブサイトより抜粋(一部)。公式サイトはこちら

10歳のオギー・プルマンは普通の子には見えない。遺伝子の疾患で、人とは違う顔で生まれてきたのだ。27回もの手術を受けたせいで、一度も学校へ通わずに自宅学習を続けてきたオギーだが、母親のイザベル(ジュリア・ロバーツ)は夫のネートの「まだ早い」という反対を押し切って、オギーを5年生の初日から学校に行かせようと決意する。(以下省略)

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日本では今月に全国公開したばかりですが、世界ではすでに大ヒット中の作品。原作は小説(『ワンダー』)で、この本も全米で300万部、全世界で800万部売れている大ベストセラーだそうです。

予告動画はこちら。

笑って泣ける話。だけど、脇役にもスポットを当てているのが新しい

ワンダー 君は太陽

この設定と、ジュリア・ロバーツがお母さん役を熱演し、舞台は学校という、いかにもなヒューマン・アメリカ映画。展開が早く、泣けて笑えて、スカッとさわやかな気持ちになれる作品です。

かなり古いけれど、『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『陽のあたる教室』で大泣きした人は、大人でもまちがいなくハマるでしょう。しかし、フォレスト・ガンプは「フォレスト」、陽の当たる教室は「ホーランド先生」と、メインキャラクターの人生だけに深く入り込んで紹介する作品でした。

それに対して、この『ワンダー〜』は、オギー少年の苦しさだけでなく、オギーの高校生の姉(幼い頃から両親の関心はすべて弟に集中)、オギーと仲良くなる同級生(身体上の悩みはないが、家庭の経済的な問題を抱えている)など、まわりの登場人物の葛藤も紹介してうまく折り込んでいて、新しい印象を受けました。

人は大なり小なり、見えない悩みを持っていて、心の中でそれと向き合って複雑に生きている。どうしても他人のことは「この人はこういう人」と、決めつけてしまいがちだけど、そんなに単純ではない。

当たり前のことなのですが、登場人物のそれぞれのストーリーや心の悩みを、映画館で観ながらじっくり考えました。

各界著名人の感想も面白い

ワンダー 君は太陽

平日、取材の空き時間を作って観たため、劇場にいたのは全員女性。20代の学生さんグループからシニア女性まで、年代はさまざまでしたが、みんな笑いながら嗚咽状態でした(笑)。

劇場の外にはこうした、タレントさんなど著名人の感想が貼ってあり、読んでいて面白かったです。

ワンダー 君は太陽

特に印象に残ったのが、子役出身俳優で人気の鈴木福くんの「僕も仲間を守れる男になりたい」というかわいいコメントと、

ワンダー 君は太陽

吉本芸人・ウーマンラッシュアワー村本さんの「いつかこの映画を普通の映画にしないといけない」という、他の著名人とちょっと違う視点からとらえたコメントでした。

著名人たちの感想を読むと、「これは笑って泣ける映画です」という点は共通しているけれど、さらに発展させた考え方や思いは、人それぞれです。

動きのあるアクション系だけじゃなく、こうしたヒューマンドラマも、映画館で2Hがっつり集中すると、すごく深くリセットされます。旅行などに行かなくても心の大きなストレッチになり、いいもんだなと思いました。

6月15日に公開したばかりなので、まだ全国の映画館で観られます。最近イライラしたり、イヤなことがあって、心のストレッチをしたい人はおすすめの作品なのでぜひどうぞ。

『ワンダー 君は太陽』(上映映画館情報はこちら

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