フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

2012年もよろしくお願いします…そしてわが家のシンプルなおせち。

明けましておめでとうございます。

去年は私たち日本人にとってはつらい年でした。今年はいい年になりますように。私自身も、個人的には忙しいばっかりで心身ともにハードなことが多い一年でしたが、今年は明るく楽しく過ごしたいなーと思います。いいことあるといいな…皆様どうぞよろしくお願いいたします(あと年賀状…すみません、今年は全然書くひまがなく、省略させていただきます)。

昨日31日は夫の実家に例年通り終日行っていたので、前もって29日・30日の2日間でおせちを少しだけ、なんとか作りました。お重も持っていますが夫と二人、たっぷり作るとすぐ飽きてしまうので「食べきれる種類」を「食べきれる量」だけ買ったり作ったり、がここ数年の慣習です。

Photo奥左から煮豚&煮卵(いきなりおせちじゃないし(^-^;)、いくら(築地で母が買ってくれたものを冷凍→前夜から解凍)、ナッツ入り田作り。ナッツ入り田作りは今年新チャレンジしたもの。かりっとした香ばしさとともにカルシウムもばっちりです。

Photo_2かまぼこ(紅色1種類のみ)、伊達巻きんとんお煮しめそしてお雑煮。以上、赤文字が自分で手作りしたもの。作ったものは、シンプルですがそれぞれ結構手間かけてます。きんとんはちゃんとくちなしの実を入れて黄色く色づけしたし、煮しめごぼうやれんこんはあく抜きし、さといもと絹さやは別々に下ゆでして後で煮たり添えたり。だしもちゃんと、ひきました。

Photo_3お雑煮は、これまたシンプルに見えますが手間かけました。鶏ガラにねぎや粒こしょう、煮しめを作る際に出たにんじんの皮などを入れて3時間かけて澄んだスープを取り、それを煮しめを作る際に多めに取っておいたかつおのだしと混ぜた「鶏とかつお昆布のWだし」がベースです。しょうゆ、酒、塩で関東風に味付け。あっさりだけどコクがある、なかなか深い味に\(^o^)/。具のほうれん草は下ゆでして冷水に取り、にんじんと大根は飾り型で抜いてだしで下ゆで。

いやー、日本料理って本当に下ごしらえが多い。いろいろものを置けるもっと広いキッチン、そして鍋を洗ってくれる人手も必要です。いないけど。

そんなわけで2012年、今年も皆様よろしくお願いいたしますm(_ _)m