フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

2014年夏入院話②切迫早産入院3ヶ月、つらかったよ(T_T)

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連日振り返っております、入院話。今日は食べ物の話じゃなく、書かないと言ったばかりの妊娠出産にまつわる話。ごめんなさい、でもこれはどーしても書きたくて。
■妊娠5ヶ月まで普通にきて、6ヶ月検診でも順調…だったはずが、診察後「切迫早産で入院」と言い渡されてしまいました。先日も書きましたが切迫早産・切迫流産ともに「差し迫った状態である」病気(というか症状)です。
■切迫早産と言われたら、軽度の場合は自宅で安静、深刻な場合は入院して病院で管理されながら安静にします。わたしはより慎重に行こうと入院に。そしてこれがほんとにほんとにつらかった(T_T)(T_T)
安静=要はただただじっとしてる、なのです。赤ちゃんが急に落っこちず、早期に産まれない(早産にならない)ように。しかし「こうすれば絶対に安全」という基準がない。そもそも妊娠出産って、つわりも陣痛も赤ちゃんがお腹の中で育つ過程もどういうメカニズムなのか、まだ科学的にすべてが解明されてないのです。
だから、担当の先生も看護師さんたちも「とにかくベッドの上にいて、そこから基本的に動かないでください」としか言えない。解除になるのは「いつ産まれても大丈夫」という時期的に安全圏に入るまで(人によっては安静期間は数週間~数ヶ月!)。

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■自分は頭も体もピンピン元気、自覚症状なし、安定期に入ってマタニティライフ順調。なのにある日突然「今日から、いまあなたが座っている場所から3ヶ月間動かないで生活してください」と宣告されるのと同じなわけです(゚ー゚)
■安静にするのは、おなかにG(重力)がかかるのを極力防ぐため。腕から24時間点滴を流し続け、おなかをだらりと、張りを抑えるための薬を打ち続けます。食事は配膳されるまま、ベッドのテーブルの上で。お風呂は週1回のみ(その後若干増えましたが)。診察など部屋を移動して何かしなきゃいけない場合は車いす
何度も書きますが、元気で体力あり余ってる状態でこういう強制生活にいきなり入るわけです。ほんとにほんとにほんとにきつかったよ-。最後の方はもう点滴を刺す場所がない両腕も痛くて(泣)
■写真は、わたしが唯一歩いて移動をゆるされた、「大部屋内の自分のベッド⇔トイレ」の移動距離。2メートルあるのか?3ヶ月間、自力移動はこの距離だけだったのよ(。>0<。) ムショ暮らしでしょ?笑

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■おなじく3ヶ月、毎日毎日毎日ただただ見つめたベッドからの景色。「あー、あと何日…」と何回思ったか(゚ー゚; 妊娠出産は不思議なもので、やたらめったら動きまくってもまったく問題なく安産という妊婦さんもいれば、神経質なほど気をつけててもトラブルが起きる場合もあり。
■妊婦は無理しちゃいかん、体を冷やしちゃいかん、重いものは持つな、走るなんて言語道断…と、よく聞く注意事項は多々あるものの、絶対的な因果性はなく、産科学的にこれをやったら100%安産ということはひとつもないのです。未知の世界なのです。
■この入院期間で、人に優しくなろうと思いました(笑)
いろんな方から応援メールやLINEのメッセージをいただき、実際に病室に遊びに来てくださった方々もたくさんいて、面会があった日は最高の心のリフレッシュ(リハビリ?)ができて…あらためて振り返って、本当にありがとうございました<(_ _)><(_ _)>

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