フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

ボルドーワイン2011年の発表会に行ってきました

Image4_2 先週、リッツ・カールトンで行われたワインの大きな発表会、 バリューボルドー2011発表&試飲会」に招待いただき、 行ってきました。

Image6

 
日本を代表するワインのトッププロ10人が 選んだ 100本のボルドーワインを 「バリューボルドー2011」と称し、 食やワインの記者や関係者に披露する、華やかな会でした。

選ばれた100本のワインは、価格帯 1000~3500円 特に「品質と価格が優れている」という基準から ブラインドテイスティングで選ばれたもの。 Image2_3 泡は少なく、ほとんどがライト~ミディアムボディの白、赤。 そして極甘口のソーテルヌのワインが数種類。 ワインには1~100番まですべて番号が振ってあり、 広い会場の中、 美しくディスプレイされたおつまみを 食べながら試飲し、メモしていきます。

こういう試飲会に行くと、非日常の華やかな雰囲気に圧倒され、 ついつい食べ物に目を奪われ、ワインをざーっと数種類飲んで終わり・・・と なりがちなのですが、せっかく一度に新しいワインを試せるチャンスなので、 それではもったいないと個人的には思っています。

Image5試飲会では入り口でグラスとカップを1脚ずつ受け取ります。 グラスにごく少量注いでもらっては試飲し、メモし、 残りはカップに捨て、また次のワインへ、の繰り返し。 もったいないですが、飲み干すと酔っぱらって 何種類も飲めなくなってしまうので。 小さじ2はい分くらいを口に含み、あとは捨てるのが基本。

さて、こんなにたくさんのワインを、はたして覚えてるのか?Image3  アナログながら、手書きのメモがあとで効きますね。 立食パーティーで手荷物を抱え、飲みながら食べながら、かつ メモを取るのは結構な大技(?)でありますが、 少々ぐちゃぐちゃでも時間が経ってもきちんと、 飲んだときのイメージを思い出せます。

自分のメモを見返してみたら、 100本のうち、25本試飲できました。 2時間でせっせとコメントを書きながら25本。 頑張ったつもりだけど1/4かぁ…もっと飲んでみたかった。

感じたのは、おいしいボルドーワインに当たると 本当にお得感を感じるということ。 ホームパーティーに持っていけば、絶対に1000円台だと わからないようなワインがたくさんありました。

そしてボルドーの特徴は、とにかく味も値段もバラエティに 富んでいるということ。 そのバラエティの豊かさで、和、洋、中どんなジャンルの 料理も 食材も受け止めてくれます。 ボルドーを飲むと、「和には白、肉には赤」とお決まりルールを 当てはめるのはあまりにももったいない気がしてきますね。

以下、本当に華やかだったおつまみの写真を少し。Image7  Image10

(ただし、これに目が行きすぎるとワインを飲み忘れてしまうので 適度にいただきつつ、意識はワインへと集中!) 







最後に、私が特に好きだったワイン3本と感想です。 興味あれば、ワイン名をコピペして検索したり、 ワインショップなどで 聞いたりしてみてくださいね。 Image9
Chateau Haut-Mondain 2009(白) 1,680円

熟したフルーツを思わせる香りで、ボリュームもありますが 後味はすっきりさわやかな白。 和食からエスニックまでいろいろな料理に合いそうです。

Les Amants de Mont-Perat Rose 2010(ロゼ) 3,150円

外観はピンク色ですが、ドライな辛口で、同じ色合いの 和食・洋食問わず 持ち寄りパーティーでも喜ばれそう。

Chateau de Ribebon 2009 1,365円

渋みがやわらかく、とてもフルーティーで飲みやすい赤。 ロースト香があり、ステーキなどのグリル料理に合いそう。