Amazonのクラウド音声サービス「Alexa(アレクサ)」を使っていますか?
「アレクサ、◯◯をかけて」と端末に声をかけると、ニュースや音楽、ラジオをかけてくれる便利なツール。
実は、意外と料理をするときにも役立ちます。
今回の記事では、料理好きフードライターが、毎日のごはん作りで使っている活用法を紹介します。
我が家の端末は一番安いEcho Dot(エコードット)第3世代
※2024年は第5世代まで出ています。詳しくは下を。
アレクサの端末はたくさんの種類があります。
我が家は一番安い「Echo Dot (エコードット)第3世代 - スマートスピーカー with Alexa、チャコール」(税込4,980円)を3台活用しています(うち2台は年1回の「Amazonプライムデー」に2台計2,630円という激安価格で購入)。
これは音声のみ。画面が見られる機種もありますが、動画はパソコンやiPadで見て、アレクサはシンプルに使いたかったのでこれにしました。現状はこれで十分です。
※2024年最新のEcho Dotは第5世代。今はさらに下位レベルのこちらの機種▼▼も出ています。
料理以外の普段の生活での使い方
普段の生活では、LDK(仕事場も兼ねている)と寝室に置いて、
- 天気予報(翌日の洋服を考えるのに大活躍)
- 目覚ましアラーム(ベッドに入って目を閉じながらでも設定できる)
- 子供の遊び相手(なぞなぞやジャンケン)
- ライター仕事で西暦を知りたいとき(「明治35年創業」って西暦何年?など)
- 2ケタ以上の計算
などに活用しています。
一番便利なのは明け方、寝室で寝ながら「アレクサ、今何時?」と聞けること。
ちょっと覚醒しても、スマホや明かりを付けずに「あと何分寝てられるなー」とわかるのは最高です。
料理中の活用法1:手がふさがっているときに声でタイマー操作
そして本題です。
料理をするときに、一番便利なのがこの機能。
「今の火力であと3分煮込む」としたいとき、普通はタイマーを3分設定します。
が、アレクサなら手を使わずとも「アレクサ、3分のタイマーをかけて」としゃべれば完了。
これは本当に便利です。
夕飯の支度をしているとき、「料理1品だけにかかりっきりになる」ということは少ないですよね。
おかずを作りながら、味噌汁を準備して、ごはんも炊いて……と、複数の作業を同時に進めます。
アレクサがあれば声で操作できるので、「タイマーをセットするために今やっている作業の手を止める」ことをしなくていいのはとてもラクです。
料理中の活用法2:声で「買い足しリスト」をスマホに作れる
料理中に、ラップや油、牛乳、ケチャップなどを「あ、もうすぐ使い切りそうだから次にスーパーで買わなくちゃ!」って気づくことありませんか?
しかし、たいてい何かをやっている最中に判明するので、メモもできない。
そして実際にスーパーに行ったときには忘れていて、帰宅したときに思い出す(笑)というパターンが多いのではないでしょうか。
こういうときに便利なのがこのリスト。
アレクサには「リストを作る」という機能があって、スマホ(に入れるアプリ)と連動しています(アレクサは開始時にアプリを入れないと動かないので、購入者はもれなく入っている)。
買い物リストの使い方は、
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使う人:「アレクサ、買い物リストに追加して」
アレクサ:「買い物リストに、何を追加しますか?」
使う人:「牛乳」や「鶏ムネ肉250グラム」(などと答えます)
ーーー
そしてスマホのアレクサアプリを起動し、
トップ画面の「その他(画面右下)」→「リストとメモ(上から2番目)」→「買い物」
と順にクリックしていくと、ちゃんと「牛乳」と登録されているので感激!
ただ、ヒアリングは人間より弱いです。
「ホタテ缶1日(1缶がなぜか「1日」と入っている)」など、100パーセント正確に認識されていないことも多々あります。
あくまで「思いつきを忘れないようメモしてくれるもの」として使ってください。
また買い物リストだけでなく、「やることリスト」と「持ち物リスト」もあるので、それも別枠で活用できます(「アレクサ、やることリストに追加して」と声をかける)。
料理中の活用法3:2台以上を家庭内スピーカーで使う
「料理を作る」ことに直接関係ないですが、アレクサを同じアカウントで何台か買うと、連携させてトランシーバーのように使うことができます。
たとえば3台購入しキッチン・子供部屋1・子供部屋2にそれぞれ置いて
「朝ごはんできたから起きてきて〜」
「夜ごはんできたから下に降りてきて〜」
と、キッチンから移動せずに、各部屋に呼びかけられるのも案外便利です。
「日本の大きくない家なら大声で叫べばいいじゃん」とも思いますが、各部屋に聞こえるくらいの音量で叫ぶと、結構な確率で玄関の外(隣近所の家)まで響きます(笑)
油を使いながら、キッチンの今いる場所から一歩も動かず、各部屋にリーチできるのは意外と使えますよ。
その他の食まわりでできるアレクサの小技(現状はほぼ使えない)
現状、私がアレクサで料理関連で活用できているワザは、以上3つです。
しかし、アプリに装備されている食まわりのスキルはもっと多く、
- クックパッドやDELISHI KITCHEN、レタスクラブなどでレシピ検索できる
- 献立提案をしてくれる(豚肉がある、と言うと「ポークソテーはいかがですか?」など)
- ゴミ出し提案をしてくれる(燃えるゴミ、不燃ゴミなどの曜日を登録できる)
- カロリーを教えてくれる
- ホームパーティーで、その会の趣旨にあったBGMをかけてくれる
- 計算をしてくれる(電子レンジ500Wで3分は、1000Wだと何分?など)
ということも「できる」とは書いてありますが……実際にはこんな状況。
- レシピ検索は、材料やレシピを延々と読み上げるだけなので、スマホで検索するほうが早い。
- 献立提案は、メニュー(ただし、非常にオーソドックスなもの)を提案してはくれますが、「豚肉」「牛肉」はわかるけれど、「セロリ」「鶏もも肉」は「なんのことかわかりません」と認識できない。
- ゴミは「毎週◯曜日」や「隔週」というルーティーン設定しかできない。「不燃ゴミは第2・第4木曜」という一番知りたいイレギュラーな日がわからない。
- カロリーは「カレーライス100gは140キロカロリーです」と答えるだけなので使えない。
- 音楽も??(「ホームパーティー向けのジャズをかけて」と言ったのに、なぜか「卒業パーティーにぴったりなポップスを再生します」とな?!)
- 計算は「1056ひく335は?」など単純な四則計算しかできない。レンジのワット数変換などは「すみません、意味がわかりません」とシャットアウト。
まだ駆け出しのロボットなので、できることも幼い(少ない)のかもしれませんが……
早く、強力にサポートしてくれる日が来るといいなと思っています。
以上「料理するときにAlexa(アレクサ)を徹底活用する方法3選」を紹介しました。
せっかく買ったデジタルツール。
ぜひ眠らせず、毎日の料理で使い倒してください。
参考にしていただければ嬉しいです。