食の取材歴19年のフードライター。レストランとレシピ研究に人生賭けてます。イタリアンと魚が特に好き。

「不景気」と言いながらも実際はいまよりバブリーだった2000年前後がよみがえる、優雅な赤坂ランチ@東洋軒

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■赤坂でとてもおいしいランチいただいてきました。さらにとても優雅な気分になりました。最後のプチバブルだった20代の会社員時代も思い出して・・・赤坂見附の駅からすぐの「東洋軒」さん。

家では絶対に食べられない“極軽”フライ3種盛り合わせ

■今日もせっせと自腹取材続けております。相変わらず時間の制約があり、ディナー取材ができないのが辛いところですが…理由はこちら。赤坂の出版社で打ち合わせがあり、前からずっと行きたかった「東洋軒」さんでフライ3種盛りのランチいただきました。おいしかったー。
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お店の外観から“ワールド”に引き込まれます。

■赤坂見附駅からすぐなのですが、永田町から向かったため一見入り口がわからず・・・あたふたしていたときにガラス張りの壁越しに優雅なレストランフロアで食事している方々が見えて「ああ、ここだ!」と。さらに余計な装飾を削ぎ落としたシンプルなドアから、静かに颯爽と席まで案内していただき「あー、なんか入り口からレストランの世界に引き込まれるこの感じ、しかも昼間から…わー、2000年代思い出す!」と心動かされました。
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ランチはすべてプリフィックス

■2800円(サラダ+カレーかハヤシライス+コーヒー)、3800円(前菜+メイン+デザート+コーヒー)、5800円(前菜2品+メイン+カレーかハヤシ+デザート+コーヒー)の3種類のプリフィックスのみ。お客さんは、ごくカジュアル装いのグループからビジネススーツの接待風ランチまでいろんな層でしたが一番安いカレーのみのコースを食べている人は少なかったような。私もメインを食べたかったので3800円のものをチョイス。贅沢なランチですよねー。これは前菜で選んだオニオングラタンスープです。
161102東洋軒スープ3■熱々、チーズがとろり。焦がし炒めした玉ねぎの甘みとコクたっぷり。体はサラダを欲していましたが、ここのオニグラどんな味なのかどうしても食べてみたくて。普通においしいです。でも、この味は、玉ねぎ長時間炒めたり頑張ったら、家でもなんとか近い風味は作っても体感できる。
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■しかし無理なのはこちらですよ。メインに選んだフライ3種盛り。海老フライ、アジフライ、毛蟹のクリームコロッケ、自家製タルタルソース、ケチャップ添え。
家の作業場があまり広くないキッチンで、時間に追われている中、3つ素材の違う揚げ物をこんなに軽く、上品に仕上げるのはできない。しかも同時に熱々に。タルタルソースも作って。料理上手な人3人集まればできるかもしれないけど、3人が動き回れる広いキッチンはそうそうない。
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■さらに自作する場合の最難関が蟹クリームコロッケ。蟹じゃなくても、クリームコロッケって作ったことありますか?「ホワイトソースを丸めて、衣をつける」って作業なので、めちゃくちゃ大変。ああおいしい。蟹肉がみっちり入ってます。タルタルソースがまったくしつこくなく、玉ねぎの辛味でとてもさっぱりいただけました。
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■ここは「日本の西洋料理店」という位置付けで、お箸もテーブルにセットしてあります。仕事柄フォークもナイフも得意ですが、お箸の持ち方も子供の頃から結構得意でした。衣ひとかけら、サラダの葉っぱ1片も残したくないので、早々にお箸に持ち替えます。
161102東洋軒クリームブリュレ1

■デザートの「レモンのクレームブリュレとはちみつのアイス」。スープとメイン(ごはんかパン付き)ですでにお腹いっぱいなので、デザート抜きでいいのになと思いつつ…でもこれはレモンの酸味が効いて、とてもあっさりお腹に収まりました。お店の人に「これおいしいですね〜!」と伝えると「今日からの新作なんですよ」と教えていただきました。そういう情報を聞いてまたさらにおいしさが増すので、お店の人とのコミュニケーションは大事だなーと思います。
161102東洋軒クリームブリュレ2

■ちなみに映画「アメリ」の影響で、クレームブリュレを最初にガチガチに割りたおしてから食べる人が多いけれど、かなりもったないと個人的には思う。このプレート状の焦がしキャラメルを、かたまりでカリッとした食感ごと食べるからおいしいのであって…まあ好みですが。
というわけでとても優雅な気持ちになった東洋軒の上品な洋食ランチ、大事な会食やビジネスランチなどにはとてもおすすめです。
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「東洋軒」
http://tokyo-toyoken.com/
電話 03-5786-0881
(赤坂見附駅から徒歩3分)
港区元赤坂1-2-7
11:30〜14:00LO/18:00〜21:00LO
月休
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