おいしいオリーブオイルを見つけるコツ?それは値段で選ぶこと。
■いきなり身もフタもない言葉ですみません<( )><( )>でもやっぱり、ワインもチーズもオリーブオイルも生ハムも、ヨーロッパのこうした嗜好品は全部、これに尽きると思う。使っている素材の質、かけている時間と手間がそれぞれ正確に反映されてその味になっています。しかしだからと言って、食費の予算はみな決まっているので、そうそう超一級価格の極上品ばかり買っていられません。
■いや、正直言うと以前、ものすごく凝ったことがあります(^^; 「フードライターたるもの、普段から食材でも調味料でもしっかりお金をかけていなければ取材で正しい味は書けん!」と気張って成城石井や紀伊国屋に日参してたこともありましたが(その分ほかの洋服代やら何やら切り詰めまくり)・・・食べること、料理することが何より好きな私でもさすがに疲れてしまいました。いまは「適度にいいものを買ったり、手を抜いたり」してます。
その中で、お手頃でとてもおいしいと思ったのがFRUCTUS。
■1本250ml入り・1600円なので一般的なスーパーの売り場にあるものとしては「お手頃」とは言えないかもしれないです。が、味は日本で買える某有名メーカーの4000円の超高級オリーブオイルにとても近いと思いました(ちなみにメーカーさんからはまったく宣伝費などはいただいておらず、すべて私の個人的な感想です)。
買うとボトルが酸化防止の銀紙+さらに透明フィルムに覆われています。まずラップをはずして、
■銀紙(正しくは「金」紙?)も外す。結構ワクワクします\(^0^)/
値段の高いオリーブオイルは味も違うが、まず見た目がちょっと違う
■これがフラクタスを少量、よそったところ。白い器に入れるとわかります。単体だとわかりづらいですが、
■右がフラクタス、左が、私が普段大量使いのときに愛用している1L・780円のオリーブオイル。この安い方だってピュアオイルでなくエキストラバージンなのですが・・・わかります?フラクタスの方が緑っぽい色なの。酸化してないんです。味も雑味がなくて、透き通るよう。そしてちょっとピリッと辛め、でもじわっとした余韻もある。
■数年前、イタリアを旅行したとき最終日にホテルを発つ直前、ローマのホテルのすぐ近くにあった、老夫婦が経営する小さな食料雑貨店に立ち寄りました。「空港よりちょっと安いだろうから何か記念に買っていこう」と棚の隅っこで売れ残り、埃をかぶっていたようなオリーブオイルを1本買って帰ったのですが、日本で開けてみてびっくり!香りがフレッシュなこと、味がピリッとほんのり辛いこと(だから和食と意外と合う!)、そして色が緑なこと!それを思い出しました。
おいしいオリーブオイルを和食で楽しむ方法
■それを冷奴にかけて、粗塩をふってすくって食べたらまたほんとーーーにおいしくて、のけぞりました。黄色いオリーブオイルだとおいしくないんですよー。フラクタスでも冷奴オリーブオイル粗塩がけやりましたおいしかった! ■あとは和風ドレッシングを作るときにサラダ油やごま油の代わりに使うとか、干物をフライパンで焼くとき(魚が入る大きさなら、魚焼きグリルより片付けが楽で便利です)、少量のオリーブオイルをひいて焼くとおいしいです。でもやっぱり冷奴が一番好きだなー。ぜひおためしください。ちなみに天ぷらをオリーブオイルでやるとサクッと仕上がっておすすめという料理のプロもいますが、それは安いオリーブオイルで十分だと思います。高級なオリーブオイルでも一度試しましたが、同じ味だったので(T_T)