フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

宮城・塩釜でとてもおいしいお寿司と、寿司に合うオリジナルのアルザスワインも堪能@「すし哲」

■先月の旅(取材出張)の記録。10月に、いまやっている「海のエコラベル」仕事宮城県塩釜市に行ってきました。塩釜は仙台から在来線で30分くらい、通称「すしの街」だそうです。取材が早朝からだったので前の夜入りして、プライベートでいただいたのがこちらのお寿司@「すし哲」さん。おいしかったー\(^o^)/ ■自分が行ったことがない土地で、おいしいお店を探すのは難しいですよね。私は「Trip Advisor」とその他のネット情報をくまなく見て、自分のカンで決めます。ランキング形式でいいお店を紹介しているサイトはあるけど、私はあえて1位以外のお店に行くことが多い。カンです(笑)でもわりと当たる。慣れるとわかってきます。 161111すし哲2■でも今回行った「すし哲」さんは、トリップアドバイザーで、塩釜で1位のお店でした。なんかこれもカンで予約して、本当に良かった。 161111すし哲1本塩釜駅のほぼ目の前で便利。 161111すし哲4■「地方都市で女ひとり寿司」って嫌がられそうだけど、そんなことはなく、とても親切に大将や職人さんたちが話相手をしてくださって、いろいろお店おすすめのおいしいものを出してくれました。さんまといわしのお造りに、 161111すし哲3■こちらの名物「あじの酢の物」。甘めの酢、大根おろしとみょうがの辛さ、あじの旨味が全部重なってすごくおいしかった。 161111すし哲7■あわびの肝焼き、 161111すし哲9■そしてこの辺で「お飲物のお代わりはいかがですか?うちのオリジナルワインがあるんです。アルザスに畑を持ってるんですよ」と言われて、「ええっ!」と身を乗り出し、即注文。私、本当は和食でも中華でもワインを永遠に飲んでいたいのです。でも塩釜のお寿司屋さんでそれはさすがに言い出せないだろうと思っていたら、思いがけないことをお店の方から言われ、歓喜の声を上げました。 161111すし哲8アルザスのワイン醸造家がすし哲さんのお寿司にいたく感激し、このワインをオリジナルで作ってぶどう畑も専用に所有することになったとのこと。白ワイン2種。マリアージュさせると魚の臭みはまったく感じないどころか、旨味や甘さをぐっと引き出す味わいで感激。こんなワインがあるんだ…伊勢丹新宿本店のワイン売り場では買えるそうです。 161111すし哲11■そして握りは「すし哲物語」という一番人気の握りのセット。うに最高、貝最高、一緒にワインいただいてもう最高っ\(^o^)/ 161111すし哲12■えびの頭のお吸い物と、 161111すし哲13■ぶどうの苦甘いシャーベット(これがまたすしの最後にさっぱりしておいしいっ!) 161111すし哲14■ちなみにワインの話ですごく盛り上がっていたら、大将がメニューにはないこんなものをさらに出してくださいました。まぐろのすじ。脂がのっているものの、コリコリ固い食感なんだけど、 161111すし哲15■「知ってる?肉のすじは焼くと固くなるけど、魚のすじは焼くとやわらかくなるんだよね。それをぜひ味わっていただきたくて」と特別に出してくださった、「まぐろのすじのねぎま焼き」。本当にやわらかく、牛のサーロインステーキのようで、焼いたねぎの辛甘さと交互になって・・・うなりましたねー。いやーワイン好きが転じてこういうラッキーなことも降ってくるんだ。 161111すし哲16■そういう話でさらに盛り上がっていたら、これも見せていただきました。泣きそうになる、震災当時の写真。この話は、こちら(http://msc-japan-asano.blog.jp/archives/7537044.html)でしっかり書いたので、読んでいただけたら嬉しいです。 ************************ 「すし哲 本店」 http://www.shiogama-sushitetsu.com/ 022-362-3261 本塩釜駅から徒歩1〜2分 宮城県塩釜市海岸通2-22 11:30〜〜15:00 16:30〜22:00(土日祝11:00〜22:00 木曜定休 ************************