フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

“日本産”イタリア野菜をバーニャカウダに

■少し前まで、せっせと「野菜のお取り寄せ」研究に励んでいましたが(右カテゴリの「食材_野菜」をクリックで過去記事が出てきます)、ちょうどたまたま、野菜の記事を書かせていただけることになりました。
エディターさんに「わたし得意です!野菜!」と喜び勇んで撮影にも出向き(^0^) 楽しい仕事だったなー。そして、撮影後にあまった野菜を、たくさん取材チームで分けて持ち帰らせてもらったのです。

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■もー、たくさん、野菜いただきました。2人家族のわが家にはあまりあるほどだったのですが、この絶好の機会、もちろんしっかり、新鮮なうちにいただかなくては!とまあ作りました。
これはそのうちの一つ、ロマネスコ、カーボロネロ、黒大根、プチベールなどめずらしい、日本で育った「国産のイタリア品種」の野菜を使ったバーニャカウダ

■その雑誌自体は5月初頭に出るものなので、お店の詳しい説明を、いまここで書けなくて残念<(_ _)> でも後日、また必ず書きます!
で、何を作ろうか迷ったのだけど、まずはイタリアの定番野菜料理、バーニャカウダを。にんにくとアンチョビをなめらかにしたソースを、食べやすく切った野菜に付けて、バリバリ食べます。
バーニャカウダは、レストランでは普通、ソースの皿が専用のミニコンロのようなものにかかったまま、常時温めながら食べます。が、家では普通ないので、野菜に温めたソースを添えて出せば十分。ソースが冷めたら、また鍋で、弱火で温めなおせばいいのだから。

■このソース、にんにくを最初に3回もゆでこぼします。「なんでこんなことを繰り返し…」と作っている間はちょっと面倒な気もしますが、そうやらないと固いにんにくはなかなか、ミキサーにかけられるほどやわらかくならない。でも、小さい鍋でやればすぐ湯も沸きます。
あと、牛乳を入れず、にんにくにオリーブオイルとアンチョビだけを加えるレシピもあるけど、牛乳が入った方が絶対まろやかでおいしい。においも抑えられるような気がします。

■新鮮な野菜をバリバリ、このまろやかなにんにくソースに付けて食べたらおいしかったよー(^0^) ちょうどテニスから帰ったばかりでおなかを空かせていた夫も「おいしいおいしい、そしてなんか気持ちいい(?)」と意味不明なことを言いつつ、喜んでいました。たっぷりの野菜、何時食べても元気になりますね。
今回はイタリア野菜で作りましたが、普通のにんじん、キャベツなどでもこのソースに合うので試してみてください!

<野菜の過去記事>
『野菜のお取り寄せ』をお試ししまくり、千葉・『ミレー』編
『野菜のお取り寄せ』をお試ししまくり、千葉・『フィールド・コープ』編
『野菜のお取り寄せ』をお試ししまくり、『大地を守る会』編
『野菜のお取り寄せ』をお試ししまくり、『Oisix(オイシックス)』編」
『野菜のお取り寄せ』をお試ししまくり、『東北牧場』編」

「バーニャカウダ」 1人分158kcal
※バーニャカウダソースのみのカロリーで、野菜分は含まれていません。

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≪材料 作りやすい分量(5~6人分)≫

野菜(にんじん、大根、ブロッコリー、かぶなど好みのもの)適量
●バーニャカウダソース
にんにく 4片(たて半分に切り、芯芽を抜く)
オリーブオイル 1/2カップ
牛乳 1/2~3/4カップ
アンチョビフィレ 4~5枚(約40g)

小鍋ににんにくとかぶるくらいの水を入れて火にかけ、沸いたら水を捨てる。これを3回繰り返す。最後の水を捨てたら牛乳を入れ、にんにくに竹串がスッと通るくらいまで、弱火でやわらかく煮る。ミキサー(またはバーミックス)にオリーブオイルと、やわらかくなったにんにくを牛乳ごと、そしてアンチョビを入れてなめらかになるまでかける。
野菜を食べやすく切り(ブロッコリーなどは適宜さっとゆでる)、バーニャカウダソースを温めて添える。

※ソースが余ったら、密閉容器に入れ、表面に薄くオリーブオイルをたらし1週間程度冷蔵保存できる。
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