食の取材歴19年のフードライター。レストランとレシピ研究に人生賭けてます。イタリアンと魚が特に好き。

いままで自分の人生に影響を与えた本(小学生〜中学時代)

読書

近々、ネットのTV番組に出演することになりました(詳細は後日、報告します)。
MCの方とトークするテーマは「あなたの知らないフードライターの世界(仮題)」。

昨日その打ち合わせをしていて「浅野さんはやっぱり学生時代からたくさん読書されてきたんですか?」「どんな本がいままでの人生に影響を与えたと思いますか?書名は?」と聞かれ、うなってしまいました。

自分の人生に影響を与えた本は、多すぎてリストアップできない。

デール・カーネギーの「人を動かす」のような哲学書もあります。
が、やっぱりわたしが最大の影響を受けた本は、10代の頃から電車の中や待ち時間に、むさぼるように読んだ小説や名作エッセイです。
とりあえず自分の思い出し用メモもかねて、リストアップしてみようかと。

と、書き出してみたら、多くなりすぎてとても記事1本にまとめられず。
影響を受けた年代別に書いていこうと思います。

『大地』 パール・バック著

たぶん中1の夏、一週間かけて頑張って完読した、初めての長編小説。
当時は父親の仕事で海外に住んでいて、日本語の活字が浴びるように読みたかった時期で。

人は持って生まれた変えがたき運命がある、でも工夫と知恵で、痛快に乗り越えることもできる。
そしてその人が困難を乗り越えて築いたものも、次の世代ではまた別の形に変化し、継承されていく…子供なりに、すごいダイナミズムを持って「人間が生きるとは」ということを理解した本でした。

『窓際のトットちゃん』 黒柳 徹子著

当時のベストセラーですよね。小学生のとき、漢字が多くて全然意味がわからないなりに最後まで読んだ本。
幸せな日常生活が、戦争によってどんどん追い詰められていく様子だけはわかり、「戦争ってよくわからないけどすごく怖いことなんだ」と感じた記憶が。

『マザーグースと三匹の子豚たち』桐島 洋子著

これも小4のとき、全然わからないなりに読んだ本。
わたしなんでこんな大人のベストセラーばっかり子供の頃読んでるんだろ…?

でも当時ちゃんと完読して、なんとなくは理解しました。
うちの両親はとてもまじめで、当時の社会人として、一般的によいとされていたコースを走るのが当たり前と思っていた人たちだったので、桐島洋子さんの「世間がマトモ」と思うことなんてまったく自分の基準に当てはまらない、という自由な発想が、子供ながらに斬新だったのを覚えています。

『やかまし村の子供たち』シリーズ3部作 アストリッド・リンドグレーン著

スウェーデンのとある小さな村が舞台。住んでいるのは3世帯、子供は全部で6人しかいないという小さな小さな村の、子供たちの楽しい日常を描いた作品。
『長くつ下のピッピ』も同じ作者で、「ピッピ」シリーズの方が有名だけれど、私はこのやかまし村が大好きでした。

小学2-3年生のとき、もうこの本が好きで好きで。何回読んだだろうというくらい3冊とも繰り返し読みました。
それから30年経ついまも、まだスウェーデンにある「やかまし村」には行けてない(T_T)

自分のいる日本からずっと遠い北欧の国ってどんなところなんだろう、一日中ずーっと昼間のような明るさの「白夜」ってどんな空なんだろう、いったん迷ったら出てこられないほどの広い森って、そんな場所本当にあるんだろうか…読めば読むほど想像力がふくらんだのをいまでも覚えています。
娘が小学生になったら読ませたいなー。

名作は若いうちに読んで!

「人生に影響を与えた本」シリーズ、まだ年代別に書いていく予定ですが、やっぱり名作は若い頃に読めば読むほど感動も大きい。
このブログを書いていても、当時自分が読んだ記憶を、まだはっきり覚えていることに気づいて自分でも驚いた。

いま10代の人は20代になる前になるべくたくさんの本(特に小説)を読んで欲しいし、20代の人は30代になる前にぜひ。
30代以上でももちろん感動はあるんですが、自分の「血肉」になる大きさが違うと思う。

友人関係で行き詰まったとき、社会人になってつらいことが起きたときも、なんかどこかで回り回って、10代の読書で身についた血肉が、自分の心を支える根っこになるのではと思います。

 

 

 

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