フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

アーモンド風味が香ばしい、家で焼くアップルクランブルパイ

__blog■ご近所さんに、わが夫婦と同じくらい強烈な「食べ好き&ワイン好き&テニスも好き」というご夫妻が2組いて、年代はバラバラなのだけど仲良しで、数年前から3か月に一回くらい持ち寄り会をやっています。
私はフレンチや洋食も好きだけど、「日本人のおもてなしには結局、和食が一番なのでは」と思うところがあり。初めて持ち寄り会を開催したとき、しょうゆを思いっきり使った煮豚&煮卵と、いろんな具を混ぜた(上品な?)おもてなし風おにぎりを持参したのです。

■ところが、その日並んだ彼らのメニューと言えば、ラタトゥィユ、ローストチキン、カプレーゼ(トマト、バジル、モッツァレラを交互にはさんだイタリアン定番の前菜)・ ・ ・と、「しょうゆを使ったメニュー」なんか一つもなく\(;゚∇゚)/ すんごい恥ずかしかった。また「料理で恥をかく」というのも、手前味噌ながら、いままでほめられこそすれ一度も経験がなく。以来このメンバーの会合には、毎回満を持して?のぞんでいるのであります。

■一つ良かった点は、このメンバーにはお菓子を作れる人がいないということ。なので唯一の武器をなぎなたのように振りかざすべく、料理とともに、満を持して気合入れてお菓子を持参。それも季節に合わせた素材を使い、毎回ちがうお菓子を製作。しかしこのむだな気合・ ・ ・仕事じゃないっちゅうの(゚ー゚; 
写真はまだ寒かった先週、わが家での会用に焼いた「アップル・クランブル・パイ」なのです。2年ほど前から「ニュージーランド産のバター100%で作ったパイシートは市販でも間違いなく美味しい」という法則に気づき、以降パイは市販品を活用。

■そしてアップルパイは、お菓子屋さんで売っているものは上にまたパイをかぶせて、ジャムを塗って照り感を出しているけれど、美しく仕上げるのが結構大変。
しかもパイって焼く前は生地が温まって「だれない」ように、風のように特急で作業しなくちゃいけないのです。
なので、家で焼くときはこのように「クランブル」をのせてごまかした方が楽だし美味しい。クランブルは小麦粉、バター、アーモンドプードル、砂糖を手ですりまぜてそぼろ状にしたものです。焼くと「カリカリ香ばし甘い」食感になって、それがしっとりしたリンゴと一緒になってまた何とも美味(^o^) パイシートの生地を少々余らせて、はしっこにこうして「葉っぱに型抜きしたパイ」をのせると、さらに見栄えアップ。

■ちなみにセールだったから買っただけのこの18cm×18cmの正方形の焼き型、ものすごく重宝してます。
一応アメリカのパイのようなつるっとした丸型、そしてお菓子屋さんのようなふちが波々のパイ型、全パターン持っているのだけど結局これが一番使える。きのこのパイなど甘くないパイや、ゼリーやプリンにも活用してて、お菓子好きな人は角型も一台持っておくときっと便利ですよ\(^o^)/

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