フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

飯田橋&神楽坂ランチグルメ、「フレンチ」編

飯田橋&神楽坂のランチ店探訪、「麺編」と「和食編」に続き、今日は「フレンチ」編です。

神楽坂、バールなどの取材で何度か来たことがあり、なんとなく「本物の『洋』がある街だなあ」と思ってはいたのだけど、今回半年間通ってみてつくづくそのことを実感しました。

■「日本人が想像して作ってみた西洋」じゃなく、「西洋人(という言い方も現代的できでないが)が自分たちの暮らしをそのまま再現した西洋」が、街のいたるところにあふれている。
白金、表参道、広尾など、東京には「外国っぽいオシャレな街」がたくさんあるけれど、その比ではない「そのまま感」が、これほど色濃く再現された街は神楽坂以外にない気がする・・・。

Photo■ということで、飯田橋エリアで勤務の人がランチで行ける、よい感じのお店です。
まず一軒め、「メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュ」のワンプレートランチ1000円。パン、スープ、サラダ、メイン(今日の魚か肉料理が選べる、この日は真鯛ポワレ)、コーヒー付き。
雰囲気はとてもよくて、お店に着くまでのちょっとした小道も含め、ホントにフランスにいるようだ。
ただ、ちょっと全体量が少ない。どうしてもデザートも頼みたくなり、そうすると1食1500円仕事になってランチとしては割高だよなぁ・・・(゚ー゚)
ちなみに屋外のテラス席もあり、ペットも同席可だそうです。あ、会社員の人には関係ないか(^-^;

_■二軒め、「ル・グドゥノム・ブション・リヨネ」。リヨン郷土料理の専門店。
私の勤務終了にあたり、編集部で同じチームだったKさんとOさんが、ここでランチ会をやってくれました。
1850円のランチセット。まずサラダ(左)とレンズ豆の甘酸っぱいマリネ(右)が出てきます。
サラダはレタスにぱりっとハリがあり、まさにドレッシングが葉っぱ1枚1枚にまんべんなく「ドレス」されていてしょっぱすぎず酸っぱすぎず美味。
これぞフランス料理のサラダですよ(^o^)
レンズ豆もさっぱり軽めで美味しくて、パンがすすむ。

__2■メインは、魚(のどぐろのポワレ)と肉(シューファルシー)が選べ、私はシューファルシをチョイス。フランス版ロールキャベツですな。あ、こっちが本家か(^-^;
これも例えるならキャベツ製の肉のパイ、というような味わいで、ふわっと食感軽くおなかにちょうどよい。マッシュポテトはとろりとなめらか、熱々。肉料理なのにあっという間に食べ終えました。
美味美味(≧∇≦)ランチ1850円はデイリー価格ではないけれど、給料日後とか、とっても満足できるランチ場だと思います。1ドリンク付きで、グラスワインも選べるのが嬉しい(o^-^o)店構えも、フランスがそのまま東京に引っ越してきたような雰囲気で優雅な気分になれます。

■あと、通っていた会社からとても近かった「東京パリ食堂」も、こぢんまりしてて好きでした(その時の訪問記はコチラ→「夢のフォアグラ入りバーガーを食す」)。

■もう1軒、唯一狙って行けなかったのが「ラ・マティエール」。
ここはランチは3000円もするのに大変な人気店で、ランチもディナーも2か月以上前から要予約だそう。電話しても希望日はあっさり満席で、なんとかいつか、行く機会があればなと思います。
ランチにフレンチ、大体1500円越えは普通だし、提供時間もほかのジャンルに比べたら長めなので、時間とお金に余裕があるときしか行けません。しかしその価値は絶対あるくらい、気分もリセットできるのです。
特に神楽坂エリアは空気ごと本場感あふれる店ぞろいで、強烈に楽しい。
以上、フレンチ編でした。
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