フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

さんまとパプリカ、エリンギの黒酢甘辛煮/柳宗理の浅型鉄鍋の活用法

141109
■秋ですね~。さんまが結構出てます。パック売りじゃなく、スーパーの鮮魚売り場で、「1尾100円」とかって自分でトングでつかんで袋に詰めるやり方の。いいさんまの基本セオリー①とにかく形は真っすぐ、②目が赤くなく白く澄んでいるものを選んで買ってます(*^-^)
さんまはうろこがなく扱いやすい魚なので、料理ビギナーの方でも比較的トライしやすいのではないでしょうか。洗って半分に切って、塩ふってグリルでこんがり焼くだけで十分おいしい。で、ちょっと変化球でこんな煮込み料理も作れます。

141109_2
■今日も、プロセスカット付きで。

「さんまとパプリカ、エリンギの黒酢甘辛煮」
《材料 4人分》
さんま 2尾
パプリカ 黄・赤各1/2個(種とワタを取り1cm幅に)
エリンギ 2本(タテ半分→1cm幅に薄切り)
にんにく 2片(薄切り)
しょうが 1/2片(つぶす)
オリーブオイル 小さじ1
酒 大さじ2+黒酢・しょうゆ・みりん・オイスターソース各大さじ1(合わせておく)
*さんまの下準備用に、使い捨ての割りばしを1ぜん用意。

■まずさんまの下準備をする。よく洗っておなかのところで真半分に切り、割りばしで内臓をできるだけ取り出す。頭を落とし、頭側・尾側それぞれさらに真半分に切る(1尾を4等分する)。またよく水洗いをして、内臓を抜いた後もきれいに洗い、外・中ともにキッチンペーパーで十分に水気をふく。

1141109
■底が厚手の鍋にオリーブオイルを熱し、にんにく・しょうがを入れて弱火で炒め、香りが出たらさんまを入れて焼く。

2141109
■こんがり焼けたらひっくり返し、切ったパプリカとエリンギをさんまの上にのせてすべての残りの調味料と水1/3~1/4カップを入れ、煮立ったら火を弱めてふたをし、10分ほど煮る。火からおろし、ふたをしたまま数分蒸らす。

141109_3
■こんな感じ。こっくり、強めの甘辛い味付けに脂の乗ったさんまがうまく出会ってます。最初に焼く油はオリーブオイルがいいです。オリーブオイル独特のくせが、さんまの臭みを消します。白いごはんにも、赤ワインのおつまみにも合う。カリフォルニアの、パワフルなピノ・ノワールメルローがいいかなー。

***********************

柳宗理 南部鉄器 鉄鍋 浅型 22cm 蓋無し

■ところで鍋の話。今回、これ使って作りました。柳宗理の浅型鉄鍋
柳宗理の調理道具、どれもスタイリッシュで、究極にシンプルで使いやすくて大好きで。ステンレス鍋、ボウル、ざるなどを愛用してます。
なんだけど、この浅型鉄鍋だけはどうにも長らくよい使い方がわからず…すき焼きにはぴったりなのです。でもすき焼き以外で、「お!」とフィットする料理が見つからなくて。持てあましてました。でもこういう「焼き煮込み」みたいなレシピに使えばいいのよね。すき焼きも、レシピを分解すればそうなるもんね。
最後に温めて、そのまま器として食卓に出してもカッコいいので便利ですヽ(´▽`)/

3141109
■しかし実はこれ、結婚式の「選べるギフト」タイプの引き出物でゲットしたのでふたが無いタイプだった…ル・クルーゼ(22cm)のふた、ちょうどぴーったんこだったの(^0^) 
柳宗理専用の、ふたも別売りでちゃんとある(最初からふた付きのセットもあります)のだけど、このまま買わなくていいかなー。ごめんなさい(^-^; ル・クルーゼなので、重さもあってしっかり圧かかって最高。

4141109


Fissler ビタクイック圧力鍋4.5Lガラス蓋付 600-300-04-093
Fissler (フィスラー)
売り上げランキング: 9,557

■そしてこれもぴったりだった…フィスラー圧力鍋のこのふた。これは重さがないので、料理が完成した後のホコリ防止用に。ますますごめん(^-^;



柳宗理シリーズは本当にいい。わたしの大好きな「実用的でスタイリッシュ」な感じ、どの商品も貫いてます。特にこのステンレス鍋は味噌汁、ちょっとした野菜の下ゆでなど使わない日はないです。おうちがIHの人は、モノによってはIH不可のもあるのでよくチェックしてから買ってくださいね。


******************
読んだ後に、クリックで応援お願いします(^o^)
↓↓↓

レシピブログのランキングにも参加中☆ こちらもできればクリックを<(_ _ )><(_ _ )>