フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

ほぼ野菜だけなのに美味すぎる、イタリアのプッタネスカ(オリーブ、ケイパー、アンチョビのトマトパスタ)

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■以前書きましたが(「麩とさつまいも、アスパラのチャンプルー」記事)、わたし野菜中心のベジメニューというのが、どうも得意でないのです(。>0<。) わがままなんでしょうねー。あれもこれも、肉も魚も食べたい、という欲求が抑えられない。

だって人生一回きり、○歳の今日、この時間、食べられるの今だけと思うと、毎回食事には良質な素材を準備したりおいしいお店を調べたり、全力を尽くしたいと思ってしまう。

■ちなみにイタリアンが素晴らしいのは、材料がほぼ野菜のみで完結していても、おいしいレシピがたくさんあること。にんにくと唐辛子だけのペペロンチーノも、好きな人多いですよね。シンプルだけどガーリックがたっぷり効いたあの味、最高!(ただし平日夜は厳禁ね(^-^;)

■「プッタネスカ」は知っていますか?同じくイタリアンの伝統料理。イタリア語で「娼婦風」。メインの具はオリーブ。オリーブは独特のクセがあって、好き嫌いが分かれる素材。特に男性で苦手という人結構いる。慣れるとあのコクが、逆に病みつきになるんですがねぇー。

植物で、こんなにリッチな旨みが出る素材があるのだと、料理しながら感動します。しかもオリーブ自体は、コクがあるのに低カロリー。パスタ1人分で10粒(約17kcal)も入れれば十分かと。具を炒める
際のオイルを使いすぎなければ、1食500kcalを切るのも楽々。

■ビタミンE(血行をよくしたり、心筋梗塞脳梗塞・がんを予防してくれる)も豊富。おいしくて体によくて太らないんなんて素晴らしすぎです。あっさりトマトソース+オリーブ独特のリッチ感、ぜひ週末クッキングでおためしください~┗(^o^)┛

プッタネスカ(オリーブ、ケイパー、アンチョビのトマトパスタ)」一人分約466kcal  
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【材料:2人分】

・パスタ 180g(1.7mm程度の中太タイプ)
・にんにく 1かけ(つぶす)
・オリーブ(黒) 10粒
・アンチョビ 2尾(みじん切りに)
・ケイパー 大さじ1(約20粒)
・市販のトマト水煮缶(ホールタイプ 缶入り400g) 200g(ボウルに入れ手でつぶす)
・赤唐辛子 1本(半分に折って種を抜く)
・オリーブ油 大さじ1と1/2
・塩 適量

作り方
パスタのお湯をたっぷり沸かし始めます。にんにくとオリーブ油をフライパンに入れ、香りが出るまで弱火で炒めます(ここでパスタをゆで始める!)。トマトホールを入れ、3~4分煮る。その間にオリーブとケイパーの水気を切り、アンチョビをきざむ。トマトソースを煮詰めたらオリーブ、ケイパー、アンチョビを加えまぜながら少し煮てゆで上がったパスタとよくあえる。塩、こしょうで調味。

ダイエット&調理のヒント
◆オリーブは、写真ではしっかり見せるため丸のまま使いましたが、きざんだり輪切りにした方がより味わいを楽しめます。
◆パスタのゆで湯1Lに塩小さじ1がおいしい分量。
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