フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

フレンチトーストはレモン風味もおしゃれです

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■話題のフレンチトースト、子供の頃からずーっと作って食べてたごく普通のおやつだけに、なんでいままたブームなんだろう…と思いますが。レシピを載せてほしいというご要望もいただき、作ってみました。

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■フレンチトーストはバニラエッセンスを入れてバニラ風味にするのが一番オーソドックスですが、代わりにレモンの皮を入れてもすごくおいしい。強すぎず、でもとてもさわやかな、おしゃれな味になるのです。
この日、卵液をあらかじめ2つに分け、ひとつはバニラ風味(左)、もうひとつはレモン風味(右)で漬け込みました。焼き上がりの見た目はまったく同じ。

■フレンチトーストのコツは、「長く、できればひと晩卵液に浸けること」。そして「弱火でじっくり、こんがり中まで焼くこと」。
わたしのフレンチトースト料理歴は案外長く、子供の頃はよく失敗しました。一番多かったのが「外がコゲコゲ、中が“超”生状態」になること(゚ー゚; 焦って強火でやるとそうなりがち。弱火でふたしてじっくり、5分以上焼くとまず焼き加減は大丈夫です。
去年の12月、NHKの「あさイチ」で料理研究家の藤井恵さんが、失敗しがちな人向けのうまくいくポイントをまとめていたのでこちらも参照を→サイト

■レモンの皮は、料理やお菓子に使うときは本当に表面の、黄色い部分だけをこそげて使います。もう一段深く、白い部分まで入れると苦味が出ておいしくなくなる。
そしてこの「黄色い皮だけこそげる」っていう作業が、包丁やピーラー、大根おろし用のおろし金を使ってもあまりうまく行かなくて、専用の「ゼスター 」という道具をできれば持ちたい。



■こういう道具。「ゼスト=皮」という意味です。なんでわざわざレモンの皮だけにこの道具を…と、まだ道具が揃ってないときはしぶしぶ思いますが(^-^; これ1本あると逆にすごく味の広がりが出ます。特にお菓子作り。
オレンジの皮をこそげてオレンジ風味のパウンドケーキなんかを作るときにも使えるし、パルミジャーノチーズを固まりで買って、できたてのパスタの上でおろす…なんてこともOK。
3000円弱するけど、料理好きの人は1本ぜひ持っておくのをおすすめします。自分の料理が1ランク上がります!

「フレンチトースト(プレーンとレモン風味)」 1枚分306kcal

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食パン(6枚切り) 2枚
卵 1個
牛乳 1/2カップ
砂糖 大さじ2
レモンの皮(国産・黄色い部分のみ) 少々
※またはバニラエッセンス 少々
バター 10g

卵、牛乳、砂糖、レモンの皮(またはバニラエッセンス)をバットなどによくまぜ、パンを浸す。できれば半日~ひと晩。
フライパンにバターを中火で熱し、パンを入れて弱火でふたをし3分、グラニュー糖少々(分量外)をふってひっくり返しまた3分~5分ほど、焼き目がつくまでじっくり焼く。
※ひっくり返すとき、片面だけグラニュー糖をふると、よりきれいに焼き目がつきます。
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