フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

イタリア料理食材展(プロ向け)を取材してきました<後編>

Img_1174昨日の「イタリア展」の続きです。引き続き、どんどん各ブースを回っております。これは業務用の生パスタ。

Img_1175■試食すると強いもちもち感で、なめらか。こういう麺そのものが美味しいパスタって、塩味だけ、チーズだけ、でも満足して食べられちゃうのです。

Img_1177淡路麺業株式会社の担当者のお二人。右が三宅英樹さん。淡路島は日本ながら地中海の気候と似ていて、こういうイタリア製のような美味しいパスタが作れるそうです。

Img_1178 ■同じく日本産で、美味しいトマトジュースも試飲しました。長野県の野辺山高原で作った、高知栽培の「雲の上のトマト」を使った濃厚なジュース。品種によって糖度・酸味などを微妙に変えた4種類のジュースを次々試飲。ジュースというより「ソース」のようなコクのあるドリンクでした。
Photo■そして生ハム~!

Img_1180■イタリア・パルマ産の生ハムです。うっすーーーく和紙のようにスライスして、

Img_1182■手でつまんで食べますよ。パルマハム、やわらかくしっとりして、ほどよい塩気でいくらでも食べられる(^o^) まずこれがないとやっぱり、イタリアンのディナーは始まらないと思います。
10年以上前、会社員だったときに「イタリアに行ってひたすら5日間生ハムを食べ続ける」という取材をしました。仕事なので毎日きっちりいただきました。胃薬飲みながら、時差ボケにクラクラしながらの出張だったけど、本当に毎日美味しくて楽しかった。懐かしいなぁ。私も若かったなぁ(←遠い目)。

Img_1187■そしてワイン。'La Regola’というトスカーナ州(イタリア北部)のワイン、出ていた全銘柄、飲み比べしました。どれもかなりボディがしっかりした赤。全体にイタリアらしい酸、黒い果実系の香り、そして後味で口の中が乾くような適度な苦みが感じる。上の生ハムと合わせたら美味しそう!まだ日本では取扱いがないそうで、日本でも買えるようになるといいなー。

Img_1186■イタリアでこのワインを取り扱っているDI VIN AMOREのマネージャー、Arbert Recuperoさん。いかにも陽気なイタリア~ン、でしょ?(^-^)

Img_1171■会場には「食」以外のこうしたものも出展しています。レストランで見るような、美しいお皿。ル・ノーブルさんのコーナー。来場したレストランのオーナーさんぽい方が、グラスを30個、この場で大量に仕入れていました。

Img_1193■そしてこんなユニークな商品も!食後のにんにく臭など口臭を消してくれるお茶だそう。女性はすごーくポイント高い!ですよね。でも飲むと普通の、ジャスミン茶。

Img_1192■販売元の株式会社ジャスティス、井上貴将さん。このお茶をイタリア展に出展する、というのがすごくよいアイデア

Img_1190■いやしかし会場を回って思ったこと・ ・ ・大変月並みながら、イタリア の国、人、みんな明るい!会場中に日本人、イタリア人問わずチャオ~♪チャオ~♪と陽気に挨拶してはグッと抱き合って親交を深める光景が多々あり、見ているだけで和むのでした(o^-^o)

Img_1191■とにかく明るい。一方、仕事とあらばピシッと、真面目一本!で取り組む我々日本人からすると、いやゆるゆるだな~と見えちゃったり(^-^; しかしいざ商品を試食すると、こうした何気ないシンプルなモッツァレラもなんでも、「うわ!」」とびっくりするほど美味しくて。

Img_1195■会場ではラ・ベットラの落合シェフやアルポルトの片岡シェフのトークショーも行われていました。しかし、イタリア料理の話よりも「いやー、この前郵送で年金記録がきて、父親のかと思ったら自分のだったよ、アハハ」と、業界の大物シェフ2人なのにまたゆるい・笑
入り口はゆるく、しかし商品・料理は素晴らしく美味しくて、最後はきっちりベストリザルトをまとめる、これが日本人になかなかマネできないイタリア流なのですよね。

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