フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

レシピ: 「麩とさつまいも、アスパラのチャンプルー」

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■ダイエットレシピです。一人分200kcal台の貴重なダイエットおかず。材料に「車麩」を使っています。

■私ベジタリアンメニューって、どうしてもダメで。フードライターという仕事柄、いろいろな食べ物に対しての好奇心が強く、「これしか食べない」というのができないと、あと「味」が合わないのです・・・。体質的に動物系たんぱく質が合わない人をのぞき、ダイエットのため、体調管理のため、「あえて」ベジタリアンを通している方、まわりにもいますが、本当にすごいと心から尊敬します。

アメリカはベジタリアンの人多いので、「テンペ(大豆を肉のようにしたパテ)のソテー」、「テンペのソーセージもどき」など、アメリカで取材して食べました。テンペは肉風ではあるが、肉を食べたときの、「じわっ」と口に広がる旨み、脂のコクはない。しかし食感は肉を噛んだ時の感じに非常に似ているので、かえって生殺しで「うー、足りない!」と叫びそうでした(。>0<。)
ダイエットレシピで、あえてパスタを食べず、しらたきやひじきのペペロンチーノ風にする、豆腐のガーリックステーキ、こんにゃくラーメンなどのメニューもありますが、それも足りない感が同様で。やっぱり「○○風」ではなく、肉もパスタも、そのものを食べたいのです。私はね。

■・・・って前置き長くなりましたが、麩だけは、ベジタリアンメニューの代替食材として好きなのです。まあもちろん肉とは違うけど、もちっ、むちっとした食感と食べごたえ感、とても好き。お餅とはまた違う、すっきりした感じも上品。今日のレシピはそれを使ったメインです。アメリカでは、「ダイエット」というと、オリーブオイルをビネガーに変えるとか、白いパンを全粒粉に変えるとかどちらかというと「我慢してそれにする」チョイスが圧倒的に多いですが、日本は美味しい麩があって、ノンオイルの和え物や酢の物の伝統おかずもいっぱいあって、我慢せず食が楽しめる。何かと「洋より」好きではありますが、この国に生まれ、長く暮らせて、本当に幸せだなといつも思います。


「麩とさつまいも、アスパラのチャンプルー」一人分約250kcal 
【材料:1人分】
・車麩 2枚(たっぷりの水に1時間くらい浸けて戻し、ぎゅーっとしぼる)
・さつまいも 中1/3本
(皮ごと1.5cm厚さに切る。大きいものは半分に。水にさらし、水気をふく) 
・アスパラガス 2本(下1cmくらいを落とし下から1/3くらいの皮をピーラーでむく。長さ半分に斜め切り)
・卵 1個(こんがり焼く)
・しょうゆ、砂糖(できれば黒砂糖)、かつお節、鶏がらスープの素、塩こしょう 各少々
・太白ごま油 小さじ1~1と1/2

作り方
深さがあるフライパンにごま油を熱し、さつまいもを焼きます。同時にボウルにかつお節と鶏がらスープの素を入れてよくまぜ、もどしてしぼった車麩に卵液を吸わせます。さつまいもにうっすら焼き目が付いてきたら車麩も入れて焼きます。アスパラも空いているところでさっと炒め、ふたをして2~3分蒸し焼きにし、最後に塩・こしょう・砂糖・しょうゆ少々で味を調えます。

ダイエット&調理のヒント
蒸し焼きにした後、さつまいもに火が入っているか一度箸で刺してみて、固かったらふたをしてさらに1分ほど蒸し焼きします。
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