フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

いちじくのジャムを自分で作る/鋳物ほうろう鍋の話

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■更新してない割には結構余裕だなぁ…と言われてしまいそうですが(^-^;
ある日自分で煮て作ったジャムです。スーパーに行ったら季節の果物が並び始めていて、おいしそうなみずみずしいいちじくを見つけ、ふらふらと買ってしまったよ(^0^)

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■生の果物から作るジャムは、そんなに難しくないのです。特に皮をむかずにそのまま使えるいちじくは結構すぐできる。
あと、いちじくって「ぼやっとした甘さ」が特長なので、そのままで食べるよりも、あえて砂糖とレモン汁を加えて煮込んだ方がおいしく堪能できるのではと思うのです…個人的に。

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■で、さっそくレシピです。

「いちじくのジャム」
《材料 作りやすい分量》
いちじく 1パック(約400g)
砂糖 120g
レモン汁 1/2個分


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①皮をむかず、丸ごと水に15分ほど浸ける(汚れが自然に浮き上がる)。ざるにあげて水気を切り、ヘタ(上の茎)だけ切り落として6等分くらいにざくざく切る。すぐにレモン汁をかける(レモン汁をかけないと黒っぽく変色するので必ずすぐに)。

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②砂糖をまぶして10分くらいおきます。果汁がどどっと出てきます。これも「旨み」なのかな。

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③そのまま強めの中火で、フツフツする感じの火加減で全体を混ぜながら5分煮る。この過程が特に楽しくて、自分がフランスのおばあちゃんになったような妄想ができます(笑)

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④濃度がついたら完成。やけどに注意しながらすぐ清潔な空きびんに口ぎりぎりまで詰め、ふたをして逆さまにしながら冷まします。ヨーグルトや、トーストに付けても。わたしは先日の「ひさびさに無調整豆乳ワッフル」でおもてなしのときにも出したらとても喜ばれました\(^0^)/

こちらの過去記事もどうぞ↓ジャム用の空きびんの殺菌・煮沸方法なども書いてます。
やっぱり最高においしい、家で作るいちごジャム
超簡単で美味、『きんかんのバニラ風味コンポート
ニューヨークチーズケーキに自家製いちごジャム

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■そして鋳物ほうろう鍋の話。






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■ジャムを煮るときは、果物などの酸に強いほうろうの鍋で。見た目もかわいいのでさらに気分もアップ!鋳物ほうろう鍋の御三家、ル・クルーゼ、ストウブ、シャスールです。
リーマンショック以前は、わたし料理専門誌にずいぶんこういった海外の鋳物ほうろう鍋の記事、書いてました。懐かしいなー。
3ブランド全部取材しましたが、基本的な機能や特長は全社同じです。全部同じようにずしっと重い鍋。
ル・クルーゼは日本人にヨーロッパの鋳物ほうろう鍋を広めたパイオニア、シャスールは後発(でもフランス本国での歴史はル・クルーゼと同じくらい長い)で、よりつるつるの鍋の中面が特長、ストウブはデザインがややシャープで機能的、といったすみ分けでしょうか。
見た目の好みで決めちゃっていいと思います!

■ただサイズは、ほうろう鍋ビギナーの人が1台めとして買うには、直径20cmのラウンドがおすすめです(ストウブは20cmがないので22cmで)。わたしは18cm、20cm、22cmと3サイズ持っていますが20cmが一番使いやすい、というか汎用性が高い。白いごはんもギリギリ3合炊けるし、煮物などお惣菜はこれでたっぷり作れる。
シチューやカレーなど「汁物メイン料理」を4~5人分たっぷり、という場合には22cmの方がより大きさがあって作りやすいのだけど、5人家族の人ってそれほど多くないと思うし、まずは20cmでごはん炊きや肉じゃがなどのおかずをマスターしつつ、この重さに慣れて、好きだったらカレー用に22cmを買い足すというやり方がベストなのではないかなー。

■ちなみに海外では、日本では絶対に売れないような30cmとか34cmとかの超ビッグサイズばかりお店に並んでて、びっくりした記憶があります(゚▽゚*) 20cmなんてないの。
7年前、サンフランシスコでウィリアムズ・ソノマというキッチングッズで有名なお店で、特大サイズのル・クルーゼ(スモーキーグリーン)を見たときは「これ、軍隊用?(?)」と仰天(^-^;
ウィリアムズ・ソノマはとても素敵なキッチングッズの専門チェーンなので、アメリカに行ったとき、料理好きの方はぜひ見てみてください。海外のこういう日用品ショップってディスプレイが本当に素敵です→ウィリアムズ・ソノマのサイト(英語)

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