フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

『カンブリア宮殿』を観て…スイーツと筋肉、長生きの関係性_前編

■1月23日(木)放送のテレビ東京カンブリア宮殿・「スイーツ一筋60年! “洋菓子界の巨匠”波乱万丈の人生」の回をご覧になった方、たくさんいらっしゃったでしょうか?

_140126_2(写真は番組HPより)

■この日の内容は、ANTENOR(アンテノール)やチョコレートのVITAMER(ヴィタメール)などデパ地下の有名ブランドを展開するお菓子の一大企業(株)エーデルワイス比屋根(ひやね)会長についてのヒストリー。
上の写真も比屋根会長のお顔写真です。創業48年。比屋根会長は御年76歳、創業者であり、いまもなお現役の菓子職人、そして経営者としてトップに立たれているそう。番組中は、出社してすぐに白衣に着替え、お菓子を作り、試食する姿が出ていました。

■「カンブリア宮殿」自体、すごく好きな番組で毎週観てますが、この日は、番組のテーマだった「会社の創業から現在までのヒストリー」とは別のところで、わたしは衝撃を受けました。
もちろん食の業界に関わる一人として、エーデルワイスの波乱万丈の発展ヒストリーを知るのは興味深かったのですが、なにより強烈に目が釘付けになったのは「なぜ比屋根会長はこんなにこんなに、お元気なのか?」ということ。

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■17歳で菓子職人になり、29歳でエーデルワイスを創業。第2次世界大戦中に故郷の石垣島で少年期を過ごし、ヘビやカエル、セミまで食べ尽くさないと生きていけない戦後の沖縄の過酷な時期を経て、15歳で長崎カステラのおいしさに魅了されたことで菓子職人の道へ。

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■17歳から現在の76歳まで毎日、自社商品の味のチェック、弟子の指導は自ら欠かしたことがないそうですが、いったいこの60年間、会長は何千個、何万個のケーキを食べてこられたのだろう…以前、モンサンクレールの辻口シェフが「商品の味見で毎日ケーキは8個食べる」とおっしゃっていましたが、おそらく同様のペースだと思います。会社の規模が大きい分、もっと…?
単純に出して、8個×365日×60年=175,200個のケーキ!!いったい、会長の体に入ったのは何千キロ、何千リットルの砂糖、卵、バター、生クリーム、チョコレート、その他もろもろ…\(;゚∇゚)/
栄養のプロが勧める生活習慣病予防とは真逆の食生活。そんなことを長期(60年!)にわたって毎日続け、とにかく、体にいいわけない。

■なのに、映像で映る会長の姿は本当にお元気なのです。76歳で髪は真っ黒、ふさふさ、肌はツヤッツヤ。姿勢はピッとまっすぐ、エネルギーに満ちあふれ、「引退は人生で1回も考えたことがない。このまま、死ぬまで続ける」とのこと。
実際は、糖尿や血管、心臓の病気などをなにかお持ちなのでしょうか…しかし、とても見えない。過酷な仕事の合間でも、「菓子職人はとにかく体力がいるから」と、週3回のジムは欠かさないそうで、トレーナーから筋トレ指導を受けているシーンもありました。

■会長がジムのマットで足を180度にパカッと開くのを見たとき、「そうか!」と思いつきました。わたし自身が30代半ばで、「あなたは高血圧になりかかってるから、なんとかしなさい」と指摘されて以来悩み、ずっと解決策を調べ続けてきたある事柄とつながりました。
続きは長いので、また明日書きます。
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