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こんにちは、フードライターの浅野陽子です。
フードライターって「おいしいレストランで食べて、文章を書くだけが仕事」と思われているでしょうか?実はそれ以外にもいろいろあります(詳しくは上記の私の本を)。
『日経トレンディ』2023年5月号(4月4日発売)の巻頭特集で、「回転寿司」の大手チェーン3社のネタを食べ比べて採点する、審査員の仕事をしました。今回はその裏話を紹介します(編集部に許可をいただいて書いています)。
巻頭特集「うまい魚 最新案内」記事の内容をチラ見せ
『日経トレンディ』の今回の特集はとにかく魚・魚・魚!「ブランド魚」のご当地サーモンの解説やスーパー、そしてコストコでの魚の目利きのコツ、寿司ネタ別の値付けの方法など、魚に関するディープなあらゆる情報が満載です。
その中で、私が今回担当したのが「回転寿司3大チェーンのネタをテイアウトで比較・審査する」というこのコーナー。
ミシュランガイド東京で一つ星獲得のすし職人・白山さんと、すしインスタグラマー・寿司リーマンさんのお二人と審査員を務めました。
審査はガチ、頭と口をフル回転させながら3社30カン食べまくる
ではどうやって審査をしているのでしょうか?「ホントに食べてるの〜?」と思った方。これを見てください!3人でガチで審査しています。
方法はシンプルで、覆面で食べまくるだけ(そのままじゃん!)。
日経トレンディの編集部が、当日3社チェーンのすし(テイクアウト用)を審査会場の近隣の店舗で買っておいて準備。私たちはチェーン名を隠した「A」「B」「C」の」皿にネタごとに出されたものを、審査員3人でただただ、食べまくります。
ネタごとに「うま味」「食感」「シャリとの相性」「香り」などの各項目ごとに採点し、総括コメントも細かく書いていきます。
審査するネタは10種×3社。2時間ほどで一人30カンずつ食べながら、この作業を繰り返していきます。頭も舌もフル回転です。
楽しいんですが、やっぱり緊張しますね。
ネタによってはそこまで味の差がないものも結構あり、「あれ今、私一体どれを食べてるんだっけ…?」と気を抜くとすぐに自分を見失いがちなこと……。
しかし仕事なので「途中でよくわからなくなっちゃいました」では済まされず、また各チェーンの商売にも影響するのでドキドキします。
また30カンを一気食いするので、やっぱり太ります。翌日の調整が大変!
ということで、ぜひ『日経トレンディ』、見ていただければと思います。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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