食の取材歴19年のフードライター。食のトレンドや仕事メモを書いてます。イタリアンと魚が特に好き。

さらに、遺伝子組み換え食品について考える②

前回書いた遺伝子組み換え食品についての話、また続けます。まだ暑い盛りに訪問した遺伝子組み換え研究畑での取材後、いろいろこの話題に関係する新聞記事が目につきました。注目してみると、新たなポイントにいろいろ気づきます。画像はクリックで拡大します。

Photo日本は飼料用トウモロコシの全量を輸入に頼っている」日経本紙2012年8月30日刊。前回書いた通り、日本は飼料(エサ)用のトウモロコシ自給率ゼロの国。輸入されているトウモロコシが○:○で遺伝子組み換え:非遺伝子組み換えなのかは公開されていません。
が、非遺伝子組み換えトウモロコシのエサが超プレミアム価格であることを考えると(農家の方によっては『遺伝子組み換えでないエサなんて見たことない』という人もいる)、普通の値段で買える肉は、遺伝子組み換えトウモロコシを食べていると言えるのではないか。

Photo_3世界の穀物生産は豊作の年でも需要をぎりぎり満たしている状態」日経本紙2012年9月7日刊。遺伝子組み換えの技術が必要な理由としてよく言うのは、「安定した食品を、毎年確保できないと飢餓につながるから」。何でも買えて食べられる日本にいると、「現代で食べ物が足りていない」ということがまるで想像できないですが、こういったニュースを見ると見方が変わります。

■そしてまた別の見方。もし、自分や家族が病気で苦しんでいて、それを「食べるだけで直してくれる」遺伝子組み換え食品があったら、どんなに嫌悪している人でも、すがってしまうのではないか。

Photo_2食べているうちに花粉症治療ができる遺伝子組み換えコメが実用化間近」日経本紙2012年6月26日刊。今年私自身、がんで母を亡くしました。抗がん剤の闘病は本当に苦しそうで、「食べるだけで治るような薬があったら」と切に思いました。これは花粉症だけど、そのうちがんも治るような遺伝子組み換えコメや大豆も出てくるかもしれない。

_異常気象(温暖化・台風)に耐えられる遺伝子組み換えのイネが開発中」日経本紙2012年7月31日刊。気温35度以上になると、通常は実をつけにくくなる性質があるイネ。温暖化が進んでいるといわれるいま、日本の食の自給率アップには、今後こういった新商品が切実に必要になる日も来るのでは…。
何度も書きますが、とにかくいい悪い、好き嫌いを語る前に、こういった情報をできるだけ多くの人で共有するのがまず先だと思うのです。

ブログランキングに参加し始めました。ワンクリック、ご協力お願いします。
↓↓↓


フードライター ブログランキングへ

ブログへのご訪問、ありがとうございました。

関連記事

コメントは利用できません。

カテゴリー

バックナンバー