フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

フランス・春ボジョレーワインの試飲会

■アップ大変遅くなりましたが、今月初め「春ボジョレー試飲会」にご招待いただきました。
ボジョレーとはフランスの有名なワイン産地ブルゴーニュ地方の中の、1地区のこと。ブルゴーニュ地方自体が南北に細長い形ですが、その一番南にあるのがボジョレー。

_■「ガメイ」というピノ・ノワールの子供にあたるぶどう品種(赤)が主体。
赤ワインがメインで、11月第3木曜日解禁のボジョレー・ヌーボーが日本人にはメジャーですが、これは毎年できる新酒のこと。
もっとじっくり熟成させて、通常のワインと同じように出荷される「普通の」(という言い方もヘンですが?)ボジョレーワインにも素晴らしいものがたくさんあるのです。

__2■さて会場の白金・八芳園に到着。

__3■受付をすませ、グラス、吐き捨て用の紙カップ、ボードを受け取ります。
__4■セットするとこんな感じ。
いろいろ試飲しながら、フラットなボードの上でメモが書けるというわけ。
と言っても、私は毎回がっつり写真も撮るので手元が忙しく、人ごみもありそこまで細かくメモは取れないけれど。

_2■資料を見ながら、番号順にどんどん試飲して行きます。

__6 ■出展社は14社。
たくさん試飲しているとどうしても場の「空気」に飲まれ、わからなくなってしまいがちなのだけど(株)フィネスの芥川淳さんにとても実践的なアドバイスを習いました。「注がれたワインの香りを取ったあと口に含み、しばらく口の中に『置いて』ワインが口内と同じ温度になったとき、まだ最初の香りが続くワインがよいワイン」だそう。なるほど┗(^o^)┛

__■フィネスさんのこのモルゴン、美味しかった。酸がきれいに出てて、ピノ・ノワールに負けないようなエレガントさがある赤ワインでした。
あ、モルゴンとはブルゴーニュ地方、ボジョレー地区のモルゴン村」産のワインということ。ボジョレー地区にはこうして正式に村名をラベルに名乗れる特級ワインが10村あります。

__7■この日は雨でしたが、会場から見られる八芳園の優雅なお庭が、試飲しながらまた心も豊かな気分に。

__5■好きだった銘柄:
MORGON VIELLES VIGNES GUY BRETON 2009 (3675円)株式会社フィネス
MORGON COTE DU PY VIELLES VIGNES 2010(2800円)豊通食料株式会社
BEAUJOLAIS VILLAGE LA ROCHE 2011(1900円)木下インターナショナル株式会社
GEORGES DUBOEUF MOULIN-A-VENT (2410円)サントリー
GEORGES DUBOEUF SAINT-AMOUR (2410円)サントリー
すべて赤、価格は各メーカーの参考価格。
共通する味のキーワードは「なめらか、エレガント、熟成感、フルーティー、ボリュームのある赤」といったところでしょうか。
エレガントなのに値段が安い、というのがボジョレーのよいところ。

■この試飲会、ワインスクール時代の同級生で現役ソムリエのおのっち、そして同じビストロで働く同じくソムリエのゆうこさんと一緒に回りました。
飲みながらカップに捨てますが、何十種も飲むので結構回ってます。
しかしおのっち情報で、同じ時間帯に帝国ホテルで「リースリング試飲会」も開催中ということがわかり、一緒にそちらも回ることに。
結構飲んでるのにどれだけワイン狂いなんだか\(;゚∇゚)/ 
その記録はまた後日!
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