フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

[メディア掲載]読売新聞2019年3月12日夕刊に執筆しました

アップが遅くなりましたが、先日読売新聞の夕刊に執筆しました。3月12日夕刊の「発言小町」コーナーです。

人気コーナーの「発言小町

読売新聞 発言小町

書いたのはこちら。読売新聞でも人気の、「発言小町」コーナー。一般の人が日常でふと感じた、小さな疑問や悩みを投稿。それに対して同じ立場の一般の人も投稿し、最後にその道のプロが1人回答し、解決するという企画です。

今回の悩みはアラフィフの女性が「高級レストランで一人ご飯したいが、それは店的にOKなのか?」というテーマ。

読売新聞 発言小町

最後に食のプロとして、答えを書かせてもらいました。自分で投稿したのではなく、読売新聞の記者さんから正式に依頼をいただき(このウェブサイトから)、文字数制限もあったので原稿として作って書きました。楽しかった。

高級店での「一人ご飯」は悪ではない

ここでも書いたのですが、高級レストランでの一人ご飯は全く問題ない、むしろ店としては大歓迎というお店は非常に多いです。取材でレストランを訪れると、店側は私をお客ではなく(自分たちと同じ)飲食のプロ側として本音を話してくれますが、20年食の取材をしていても、一人客NGという意見は聞いたことがありません。

また今回の読売の記事には書き切れなかったのですが、海外の高級レストランでも「どうしても友達と都合が合わず、女性一人でいろんな店を食べ歩いたが、欧米では高級店ほど一人客に慣れていて、間が持つようにその店のシェフの著書を見せてくれたり、本当に優しくしてもらった」という友人の意見も聞いたことがあります。

要するに飲食店側で拒否するケースは稀です。ただ都内の有名店で、金曜日20時などの満席になる時間帯に一人でポツンと食べるのは気が引ける、というお客さん側の心情はあると思います。なので、ピークタイムを外し、周囲の目から極力逃げる工夫だけすればよいのではと。

発信すれば誰かがどこかで見てくれている

ブログ

最近、本当にありがたいことに、このブログからお仕事を依頼されるケースがとても増えました。

地上波のテレビ局や名の大手出版社などネームバリューのあるメディアからも少なくなく…でもそれもすべて、こういうブログを開設して、地味だけれどフードライター をやっている私という人間が東京にいる、と発信しているから、どこかの誰かが見つけてくれるわけで。

ブログ

前に何度も書いていますが、ブログを書き始めたのは2005年で、顔と名前を思い切ってこのサイトで出したのが2013年。以来、名の知れたメディアからのご依頼がぽつぽつ来るようになりました。

本気で世の中に自分を売りたいフリーランスの人は、絶対顔出しした方がよい(仕事に結びつくまでのプロセスが速い)し、顔をどうしても出したくない人でも、何か発信したいことがあるならブログを開設し、記事を書き続けて、自分のコンテンツを世の中に発信することをお勧めします。

メディアの世界でよく言う「知らないのは『存在しない』のと同じこと」なので、発信しないと、見つけてももらえないので。

あとなにより、ブログは書いていて、自分自身がとても癒されます。アウトプットする(思いを吐き出す)と、頭も心も整理されてすっきりします。

…と言ったことをいままで、現状に煮詰まっている周囲の人100人くらいに伝えてきたのですが、ブログ始めた人いないなー。