フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【フードライターの仕事】初の美食会コーディネート、六本木フレンチ「エディション コウジ・シモムラ」で

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食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。

いろいろなご縁が重なり、フードライターとしての初めての仕事「美食好きな方々のための会」をコーディネートさせていただきました。今日はその話です。

美食会初開催、テーマは「人生100年時代を生き抜く美食」フレンチ。

9月に京都の美食会、関谷江里さん主宰の「クラブエリー」に参加しました(その様子はこちらの記事で)。

その場で江里さんがわたしを紹介してくださり、すると同じテーブルの方々が「東京や関東エリアでもぜひ美食会をやってほしい」と声が上がって。いろいろあって、ずうずうしくも初の美食会コーディネートをすることになりました。

初回は六本木のミシュラン星付きフレンチ、エディション コウジ・シモムラにお願いしました(料理写真は最後にまとめて)。

下村シェフの、お皿に絵画を描くような、エレガントな料理は今回の会にぴったりで。わたしが出した「人生100年時代を生き抜く美食」という難しいテーマに沿って、「目に麗しく舌に響き、体にも優しいコース」を考えてくださいました。色使い、食材の調和、食感、いろいろな仕かけに事前の打ち合わせから唸っておりました。

初めてお会いする方同士、お一人参加の方ばかりでしたが、みなさん楽しんでくださったようです。

下村シェフ、サービスの増田さん、すてきなお料理と時間をありがとうございました。ご参加者のみなさん、いろいろ行き届かなかった点、どうかお許しください。本当にありがとうございました。

7名の方々にご参加いただきました。ほとんどがお一人参加です。

この日のメニュー。

アミューズブーシュ。世界各国のお菓子をアレンジしたもの。インドの「パニプリ」(手前と奥)、野菜とスパイスで色付けしたブラジルの「ビスコイト・ジ・ポウヴィーヨ」(中央)。

アミューズブーシュ。タイのお菓子「カノム・ドークジョーク」をアレンジ。米粉にアーモンドパウダーを加え、ビーツで色付けした揚げ菓子。

「牡蠣の冷製/海水と柑橘のジュレ黒海苔」。シェフのスペシャリテ。絶妙な火入れでカキはむちっと、クリーミーな食感に。

「鰹/ビーツ/黒梅/松の実」。皮をあぶって厚切りにしたカツオ、梅の酸味と松の実のナッツ香と。外側は香ばしく、身はしっとり。奥はなんと切り干し大根ととんぶりのアレンジ。

「的鯛/ブロッコリー/レモン」。魚料理。カダイフ巻きにしたマトウダイ。サクサクの衣と旨みのあるタイに、レモンの酸味がまた合う。

肉料理は「あいち鴨」。緑のクリームは「丹波(たじま)ピーマン」を素材に。濃厚な鴨肉のローストと鴨のジュ、ピーマンの青い香りを楽しむ。左上のきのこは飛騨高山のジャンボなめこ。油を1.25パーセントしか吸わないのでよりヘルシーだそう。
デザート1、台湾のオーギョーチをヒントにした冷菓子。ブドウのコンポートと柑橘のポメロと。さっぱり。

デザート2、ホットチョコレートのタルト。オーツミルクとバナナのアイスクリームで冷たさと熱々が楽しい。ベリーとイチジクのソースで酸味も加わって。

ノンアルドリンクの「コウジ(糀)ウォーター」で乾杯。

2杯目はシャブリ、プルミエクリュ。

コースの解説をする下村シェフ。ご自身の生い立ちや、今の料理に繋がるルーツにも話が及び、シェフのお話も面白かった!とあとで参加者の方々から伺いました。

わたしも一緒に着席しました(手前2人目)。みなさま、本当にありがとうございました。
エディション コウジ・シモムラ
https://www.koji-shimomura.jp/

それでは、今日も最高においしい1日を!

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