食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
メディアや記者向けの仕事イベント、スーパーマーケット「サミット」による「暮らしがラクになるひと工夫体験ツアー」に行ってきました。
外食と流通、業界は違うけれど、切っても切れない関係。20年以上、長く追いかけてきたのですごく勉強になりました。

※当記事はPRを含みます
1963年、世田谷区で創業の首都圏スーパー


いつも「美食」の話題でレストラン情報を中心に書いていますが、今日はスーパーの「サミット」さん主催のイベントの話。外食は楽しいし便利だけど毎日の食も大事。
サミットは首都圏に124店舗あるそうで、都内在住の人はおなじみのスーパーですよね。

シングルやパートナーを亡くした人が一人で3食すませる「孤食」。
料理が負担になっている共働き世帯。
一人暮らしの学生さんは、使い切れない野菜などのフードロスを気にして自炊を避けるなど…それぞれの世代で、栄養のあるおいしい食事をを取るのは難しい昨今。
それらの悩みに対してサミットはいろいろな取り組みを行っているそうで。

実際の売り場を回って、その取り組みを見せていただく、というユニークなイベントでした。
参加したのはわたしのような食のライターや生活まわりのメディアなど。
「ラクにごはんを作る」工夫がすごい

青果部(野菜や果物)→鮮魚部→精肉部→ベーカリー、とそれぞれの担当者からたっぷり説明をいただきました。

写真を100枚くらい撮り、それで見ていただく方がわかりやすいので写真中心で!
とにかく、「全世代にラクにおいしい食事を楽しく食べてもらおう!」という思いが伝わってきました!
野菜とサラダのバラエティーが自慢




この冷蔵庫のように寒ーい倉庫の中にキッチンがあり、サラダを一生懸命スタッフの方が作っていました。
続いて魚コーナー。





魚は下処理や調理中の生ごみ問題などなかなか自炊のハードルが高いけど、そういう面倒さは全部解決してくれるそうです。ちょこっとだけ食べられるデリ(タコマリネとか)、や煮魚も充実。
そして肉コーナー。





続いてベーカリー。





最後はレンジにかけるだけ、そのまま焼くだけなどの半調理デリ類。



こんな感じで売り場を回って見させていただきました。どれも工夫がすごいなー、とただただ、感心しました。
実際に試食

その後、デモスペースに戻り、見た商品のいくつかを試食させていただきました。






どれも外食とは違う手作り感があって、具材もたっぷりでおいしかった。
サラダ1人分200〜250円、鍋は600円、肉や魚のデリ類は200〜400円台。外食よりはずっとお安い。
おかずを買ってご飯だけ炊く、味噌汁だけ作る。またはネギ切ってインスタントでも。ドリンクは自分で準備すれば、仕事終わりに部屋着で気楽に、しかも手間をかけずに結構な夕ご飯が完成。

2000年前後、わたしが食の取材を始めた頃はアメリカのスーパーでは「レディ・トゥー・イート(そのまま食べられるデリ)」、「レディ・トゥー・ヒート(温めるだけで食べられる)」という商品が流行り出していて。
でも日本では浸透しませんでした。
主婦ならポテトサラダやコロッケくらい作れ、ってオジサンが平気で言っちゃう国だからね(^^;


その後、2005年にシンガポールに取材に行ってびっくりしました。
「女性も全員夜20時頃まで働く国だから、食事を作るヒマなんてない、家族の食事は全員外食」という文化も目の当たりにしたのです。
そのエブリディ外食文化も結局日本には来なかった。
でも25年経って、いよいよこういう便利な流れが日本で主流になっていくんだ、と。静かに感動しましたね。
サミット、自炊に困ったときはのぞいてみてください。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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