食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
前回の「FOODEX JAPAN 2026」のシリーズの記事の続き。今回は会場内のイタリアパビリオンで、料理とワインのセミナーに参加した話です。
講師は日本のイタリア料理界ではもはやレジェンドの日高良実シェフ。料理はサルディーニャ地方の郷土食材を使ったものとワインでした。
素朴ですが奥深いメニューでした。

イタリアセミナーはFOODEX期間中に内容が変わり毎日開催

FOODEX JAPANイタリアパビリオン内で行われたクッキングデモへ。
展示ブースに商品が並ぶ会場で、シェフの料理を間近で見られる貴重な機会です。

熱心に説明する日高シェフ。
ご自身がイタリア修業中に出会ったナポリの郷土料理「アクアパッツァ」に感動してそのまま店名にし、平成初期からの日本のグルメブームを作ったレジェンドシェフの一人です。料理の鉄人に出演され、最近では厚労省の「現代の名工」にも選出・表彰されています。
羊飼いの島・サルディーニャ島(島まるごとサルディーニャ州でもある)
ちなみに今回のテーマは「サルディーニャ州」の郷土料理をワインと味わう回。
サルディーニャ州は日本人は聞き慣れないですが、イタリアの大きな2つの島の一つ。地中海最大の島(シチリア島)に次ぐ大きな島がサルディーニャ島(州)です。

「羊飼いの島」として発達して、羊飼いのために作られたパン(パーネ・カラザウ)とカラスミが有名。それを使った料理を今回日高シェフが作られました。


不思議にハマる食感、パーネ・カラザウ
ということで調理デモと説明が終わり、参加者全員に試食用の皿が配られました。



「羊飼いのパン」と聞いて想像が難しかったのですが、食べてみて納得。
パリっとした食感ですがクラッカーとはちがい、ボソボソせず美味。塩気やはちみつの甘さ、いろんなフレーバーともとても合うのです。
一見シンプルなスナックのようですが、まさに滋味ある感じ。

Kari di Petra
Vermentino di Gallura D.O.C.G. Vendemmia Tardiva 2022


ワインもそれぞれサルディーニャ州の白と赤。エレガントでめちゃくちゃおいしかったです。
FOODEX JAPANに限らず、食の展示会は結構お声をかけていただき行きますが、普通に回るとちょこっとサンプルをつまんだり飲んだりして終わりがち。
こうしてセミナーに参加し(1時間ほど)、一つのテーマでしっかり話を聞き、腰を据えて食べたり飲んだりするとすごく理解が深まるのでよかった。
展示だけでなく、料理そのものにしっかり触れられた場でした。ありがとうございました!
次の記事では、もう一つ別のセミナーに参加した話を書きます。
https://acqua-pazza.jp/
それでは、今日も最高においしい1日を!
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