フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴25年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話を紹介するブログ。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【大阪万博2025】フードライターが見た会場の様子をざっくり紹介!国内パビリオン編

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

いつもの食からは少し離れますが、大阪万博レポートの続きです。

今日は昨日の海外パビリオン編に続き、国内パビリオン編についてご紹介。

▶︎▶︎前回の記事:

【大阪万博2025】フードライターが見た会場の様子をざっくり紹介!海外パビリオン編

とにかく予約が取れない国内パビリオン

一番人気の大阪ヘルケアパビリオン。

海外パビリオンが「お国自慢」的な展示に対し、「いのち」という共通テーマで企業や個人プロデュースのいろんな展示をする国内パビリオン。

「大阪ヘルスケアパビリオン」は一番人気で、イチオシしているYouTuberが結構いて。わたしはここに行けたらいいやと思っていました。

落合陽一さんプロデュースのnul2(ヌルヌル)。

しかし大阪ヘルスケアに限らず、国内パビリオンはどこも人気。事前も当日も予約がまったく取れない!

当日予約で一瞬「△(空き少しあり)」と出るのです。

でもボタンを押して進むと毎回、「予約に失敗しました」と。

何回(何十回)と繰り返され、心折れました(しかしその後もしつこく挑戦していたら、奇跡的に遅い時間枠に1個だけ取れました。後述)。

19時頃少しすき始めた時に並べた「パソナ

パソナ館。

この、唯一取れた20時台の予約とは別に、もう一つ行けた国内パビリオンがパソナです。

19時くらいになると修学旅行生など学生は帰り始める。

このパソナ館も人気の国内パビリオンですが、人が帰り始める時間帯はぐっと並ぶ列が短くなっていて。

「展示を全部見ると、ドローンショーに間に合わないかもしれないけど待ち時間は40分」と言われたのでとりあえず並んでみました。20分ちょっとで入れました。

パソナ内の展示(以下同じ)。地層を美しいモザイクにした展示。

世界最大級のアンモナイト

アトムがよみがえる動画。

iPS心筋シート。ひらひら動いてました。

歴史的科学者たちのモチーフ。

なるほど、万博のパビリオン(特に国内パビリオン)はテーマパークと違ってものすごく“勉強系”なのね、と。

これは面白かった。未来の仕事やレジャーの様子が、巨大なイマーシブ動画で見られる。

ディズニーランドやユニバと違って、数十分〜1時間かそれ以上並んで入れても、座って勝手に動いて中を見せてくれる「ライド」はない。

パソナ館の一番の見どころ。きれいでしたが直立不動で見る。

パビリオン内はそこそこ広くて移動して展示を見るので、体力要ります。

土の中を虫やモグラになった気分で観察する部屋。理科が好きな人向け。

この後、隣の「よしもとwaraii myraii館」も立ち止まって見ました。広場のようなオープンなパビリオンで、誰でも見られました。

よしもとwaraii myraii館。左側は大屋根リングなので、誰でも外から見られます。

来場者から希望した人がカラオケを歌い、それを吉本芸人や吉本所属のアイドルが踊ったり、盛り上げる……という展示?をやってました。

「万博で一番笑声が響くパビリオン」だそうで、それは合ってましたね。

凡人(わたし)にはさっぱりわからなかった天才プロデューサーの展示

光の展示を15分立ったまま見る。

当日予約で唯一取れたのが、生物学者福岡伸一さんプロデュース「いのち動的平衡館」。20時20分からだったのでほぼ最後くらいの枠?

「たった一つの細胞からいのちが始まった、壮大な生命進化史を32万個のLEDを用いて表す光のショー」を見る展示でした。

凡人(わたし)にはサッパリわからず……。

落合陽一さんプロデュースのnull2(ヌルヌル)も、同じ感想を言ってた人がいたので、日本エリアの「天才の頭の中を見る」パビリオンは難しいのかなー。

素直にもっと楽しめよ、って感じですかね?笑

これが初日の最後でした。

帰る直前、感動した大阪ヘルスケアパビリオン(自由入場エリア)

自由入場エリアだけでもよかった。

2日目はフランスパビリオンと中国パビリオンと当日入場で並んで入って、「静けさの森」ものぞいたら、暑さと疲れでフラフラに。

もういいかなと思いつつも、最後に見たのが「大阪ヘルスケアパビリオン」(自由入場エリア)でした。

おしゃべりロボットが迎えてくれる。

2050年の自分に会える「リボーン体験」が人気でそれは予約のみ。でも入り口近くの自由入場エリアだけでも見応えありました。

iPS細胞の発見のきっかけや説明。

iPS細胞で培養した心筋シート。

iPS細胞を発見し、ノーベル賞を受賞した山中教授は第一回目の50年前の大阪万博でいろいろな未来の展示を見たことが、研究者を目指すきっかけになったそうで。

そういうエピソードや、iPS細胞がどうやって発見されたか。iPS細胞があれば難病の患者も救える。将来人間が治せない病気はなくなるかも……という展示はワクワクしましたね。

人間洗濯機。寝たまま自動でおふろに入れて、しかも心もスカッとするマシン。

スマホ・缶コーヒー・回転寿司は「夢の技術」として50年前の万博で紹介されていたそう。

人間洗濯機も面白かった。

今では当たり前のスマホや缶コーヒーが、前回の50年前の大阪万博では「夢の技術」として紹介されていたそうで。

今は治らない病気も、人間洗濯機も、空飛ぶクルマも50年後には当たり前になっているかもしれない。

このザ・万博な夢のある展示を最後に見られて、とても感動し満足しました。

「静けさの森」。思った以上に森でした。人口の島にこれを作ったのもすごい。

以上、わたしが見た国内パビリオンの雑感でした。

 

わたしのような疲れやすい中高年で万博に行きたい人向け。ブログには書ききれない予約の取り方・攻略法などおすすめ情報をnoteにまとめました。

1.万博ハック編、2.大阪グルメ編です。

よかったらどうぞ。

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次の記事では、大屋根リングについての雑感をレポートします!

それでは、今日も最高においしい1日を!

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