フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴25年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話を紹介するブログ。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

【日光】パワースポットであり世界遺産「日光東照宮」を子連れで楽しく観光するコツ

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

もうすぐGW!

日光への旅(特に子連れ)で考えている方に、我が家の日光の旅レポートをシリーズで紹介しています(2022年なので変わってない情報のみ)。

前回の記事▶︎▶︎
【日光】東京から2時間で別世界!自然と歴史とちょいグルメを堪能できる日光子連れ旅(ホテルと散策編)

今回は「日光東照宮」編です。

日光旅行で日光東照宮は外せないですよね!

できるだけ楽に回るヒントをまとめます。

歴史好きには最高の聖地巡礼エンタメスポット「日光東照宮

このブログでもあちこちでも書いてますが、わたしは日本史が大好きで。

特に大河ドラマでもよくテーマになる、徳川幕府開府のところが好き(あと明治維新)。

なにが面白いって本当にドラマのような出来事が500年前に現実に起きて、今のわたしたちが生きる世界に直結しているから。

たとえば「信長が本能寺に宿泊してなかったら」
「秀吉が子沢山だったら」
「家康が早死にしていたら(当時はめずらしすぎる70代没)」とか。

どれか1個でもズレていたら、徳川幕府はないし、明治維新も起きないし、今のわたしたちの世界はないんですよー。

日光東照宮は必須、だけど子連れはとてつもなく疲れるのを覚悟(笑)

……と、永遠に書いてしまいそうでやめますが(笑)、言いたいのは歴史や大河ドラマが大好きな人には、日光東照宮はめちゃくちゃ楽しい場所ということ。

ただそんな「歴史が好きだから日光東照宮楽しみ!」という大人が、子どもを連れて一緒に行くととてつもなく疲れます。

日光東照宮は「険しい山の中にある神社」だと思おう

日光東照宮」全体が奥深い山の中にある

日光東照宮は結構な山の中にあります。

最初の社殿に行くまでもこんな山道や階段をずーっと登って行かなきゃいけないし、パワースポットの家康のお墓はさらに上。

「歴史大好きだからしっかり見たい!」という人は、相当体力を使うのを覚悟しましょう。さらに歴史好きでない&体力がない子どもは文句言いまくる(笑)。そのストレスも体力使います。

入り口から東照宮の社殿に向かうまでの参道。広い!遠い(笑)

ただ、たいていの人はそこまで歴史好きじゃないと思うので(^^;。

見ておくべきポイントだけおさえて山頂の家康のお墓もあきらめて、さっと帰ってくるでもいいと思う。それでも結構疲れます!

日光東照宮の見ておくべきポイント

五重塔

参道を抜けてやっとたどり着いた中の入り口近くにある五重塔(ごじゅうのとう)。

さらに奥へ進んで……

最初の観光スポットなのでみんな写真を撮りますが、まだまだ先は長い!見所もあります。

ここから有名スポットたくさん

三猿(見ざる言わざる聞かざる)。

教科書に載ってたやつ!

次は「見ざる言わざる聞かざる」。歴史の教科書に載ってたやつです!

でも社殿ではなく、ここから徒歩で行かなきゃいけないので、大名が馬を降りる場所です。

いよいよ社殿入り口

ここから先が有料エリアで、日光東照宮の本丸になります。また階段。

ここが見所「陽明門(別名:日暮門」

入り口が「陽明門」。別名「日暮門(ひぐらしもん)」。一日中日が暮れるまで見入ってしまう、という意味だったか。豪華絢爛。

当時はキンキラキンに輝いていたそうで、江戸時代にこれを見た人は、仰天しただろうと思う。

眠り猫(重要文化財)。

社殿は撮影禁止のところが多々ありますがここは撮影OK。有名な「眠り猫」。

「鳴き龍」。

そして「鳴き龍」。これは社殿の中で、天井画を下から撮影したもの。

社殿内でカンカン、と拍子木を鳴らすとここの真下だけ「キーン」と鳴くように音が変わるから。

参拝者みんなで耳を澄ませて、面白かったです。

さらに登って登って……「家康の墓所」へ

お墓はこの階段を登らないと行けない!

ここまでも結構疲れますが、体力がある人はこの上の家康のお墓を参拝します。もちろん登り。

「せっかくだから行かないとね、いつ来られるかわかんないし」と大人は思い、頑張る。

しかし未就学児のお子さんや抱っこひもの大人は無理なんじゃないかと思う。うちは小3でギリギリという感じでした。

家康公の墓所重要文化財

40代後半のわたしもかなり頑張って登って。なんとか参拝できました。パワースポットだそうで、たしかに道中からこの一帯、神聖な空気が流れてました。

ここまで来たら満足。あとは下りです。

途中からお腹すいたすいたとうるさくて……。

ということで行って帰ってきて2時間ちょっとくらい。

参道から中へは車は乗り入れられません。

ベビーカーも難しいし、基本はすべて徒歩(坂と階段歩き含む)。

しっかり歩ける小学3年以上くらいじゃないと難しいかな。

また体力的に歩けても、子どもは歴史にはあまり興味がないし、その辺、よーく吟味して行ってきてください。

日光東照宮を降りた一番下の「神橋」。ここも有名スポットになっています。

ただ歴史好きの大人(わたし)は体力使ったけどすごく興奮しました!

日光東照宮はもともと家康が自分で造り(遺言で託した)、孫の3代将軍家光が大改装したもの。

おじいちゃんを想って孫が美しく建て替えるなんて、ステキじゃないですか。

場所も神秘的だし(江戸城の真北で富士山ともつながってるとか)。

こんな現代でも登るのが大変な場所に、どうやって何人がかりで木材やら運び、こんなすごいものを建てたんだ……と妄想が止まりません(^0^)

我が家は東京から朝一で着いて、日光東照宮の入り口までタクシーで来て参拝。この後そばランチと日光街道の散策をしました。

今回は食の記事がなくてすみません。

次は「東武ワールドスクエア」編を紹介します。

それでは、今日も最高においしい1日を!

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