食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
前回からの記事に引き続き、GW九州旅行で食べ歩いた地元グルメを深く掘り下げるシリーズ。
今回は旅の2日目、ちょっと変わった観光体験から始まり、レトロ観光の名物グルメを堪能してきた話をご紹介。
▶︎前回の記事はこちら:「【福岡・大名】 九州食材を使ったやさしいベトナムごはん「ロータスパレス」でゆったりランチ」
▶︎このシリーズを最初から読むならこちら:「【福岡・水炊き】やっぱり鶏と野菜がハイレベルな街でした!初日は王道の「華味鳥」で夕食を」
徒歩で県境越え!「関門トンネル」。行った先は歴史の名所でした
旅の2日目、朝一番で博多から電車で門司港へ移動。そこからバスに乗り、関門海峡へ。この橋の真下に福岡県と山口県を結ぶ「関門トンネル」という海底の歩道となっています。
徒歩(自転車もOK)で県をまたげる、全国でもめずらしい観光スポット。
今回わたしたちは九州側の入り口から入りました。トンネルの中を歩くと、地面に「福岡県」と「山口県」の境界線が引かれていて、みんな写真や動画を撮っていましたね。
出口(山口県下関市側)は、壇之浦の戦いを描いた源義経と平知盛の像やNHK大河ドラマ「義経」に出演した俳優たちの手形もあって。
平家物語で「波が荒くて源氏側が苦労した」と描かれている壇之浦の合戦。海の表面を見てると、確かに流れが速くて。
歴史好きのわたしにはなかなかの推しスポットでした。義経ファンも好きそう。(この場所の存在、GW中の速報記事では書ききれませんでした)。
下関から門司港へ移動、軽く腹ごなし
壇ノ浦古戦場跡からバスで下関駅へ。そこから電車で門司港へ。歩けるくらいなので交通機関だと近いです。
電車の時間が30分空いたので、「おなかすいたー」という娘に駅の立ち食いそばを連れて行き。「肉うどん」もりもり食べてましたねー。
わたしは朝食をしっかり食べてきたので、地元のコーヒー牛乳を。ミルク濃くて美味。
レトロな港町を散策
30分ほどで門司港へ。明治・大正の建築をそのまま残したレトロな港町。北九州随一の観光地です。
駅舎も国の重要文化財なんだって。
港のまわりは赤レンガのクラシックな洋風建築の建物が多い。このエリアが「門司港レトロ地区」観光名所です。
横浜や、去年の夏休みに観光した小樽にも雰囲気が似ています。港町ってどこもレトロな外国の雰囲気がありますよね。
門司港は韓国や中国からも近いので、アジアからの観光客で盛り上がってました。
門司港レトロの名物グルメ「焼きカレー」ランチを
さて、ここでランチを。門司港は「焼きカレー」が地元の名物グルメ。
駅前は「焼きカレー」を看板を出す店がどこも長蛇の列でした。
あきらめかけたところに、メインストリートから1本横の道にふと、おしゃれな店を発見。席があったのでラッキー!
焼きカレーはこんな感じ。土鍋のような鉄板で、グツグツ煮えた状態で出てきます。熱々スパイシーなカレーに、とろけるチーズと半熟卵。見た目と香りがそそりますねー。
「スパイシー焼きカレー」と「キーマ焼きカレー」をオーダーし、分けて食べました。
うちの娘は辛いものがOKなので普通に食べてましたが、小さいお子さんは難しいかな?「門司港ハヤシライス」もありましたよ!
港町らしさを出すために、カレーに海外のエッセンスを取り入れたら観光客にウケて、焼きカレーが名物になったそうで……(ミツバチカレーのスタッフさんに聞いた)。
でも焼きカレーに限らず、門司港全体がちょっと海外ムードでおしゃれでしたね。
この後、門司港から小倉へ移動。ここでも地元グルメを堪能しました。次の記事に続きます!
https://mitsubachicurry.com/
それでは、今日も最高においしい1日を!
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