食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
今日は表参道にある老舗ジャズクラブ「ブルーノート東京」に行ってきた話と、食べたものについて。
平成のバブル時代に戻ったような、不思議な体験でした。
音楽ド素人が青山のジャズクラブ行っちゃったよ!
ジャズ・バー、行ったことありますか?
ドラマなどで見る、ちょっとバブリーな空間。ムーディーなジャズ演奏の中、こなれた大人たちがしっとりワイン飲みながら耳を傾ける……みたいな。
放送中の朝ドラ「おむすび」でもジャズバーのシーンがありましたね。
今回ジャズ好きの大学時代の同級生に誘ってもらい、後輩たち含めて4人で行ってきたのですよ。わたし人生初です!
しかし一緒に行った後輩たちは聞き込んでるけど、ジャズというより音楽全般にうといわたし。
世間で話題になっているポップスや、はやりの曲をふつうに何かしながら聞く程度。
洋楽はもっとうとい。中学生のときはボン・ジョヴィやバングルス(古い!)、大学の頃はバックストリートボーイズ、大人になってからはテイラー・スウィフト聞く程度(笑)。
誘ってくれた同級生に、こんなド素人、お金や席ももったいないと固辞したのだけど「いいからいいから、まあ気楽に楽しんでみてよ」と誘ってもらって。
1988年開業、令和の今でも平成バブルが味わえる貴重な空間
で、行ってみたらまあカッコいい。令和から平成バブルへGO!な空間でした。1988年に青山で開業なのでリアルバブルだ。
ひと言で言うと「どこからでも舞台がよく見える席が組んである、広い洋風レストラン」ですね。
ジャズ演奏中も自由に食べたり飲んだりできます。
ホールスタッフもたくさんいて、演奏中もオーダーを取ったり、ワインや料理を運んできてくれます。
食べたものとワイン
ステーキやリゾット、パスタもあって、フレンチのようなフルコースも食べられます。
ただメインはジャズ。料理に集中するともったいないので、軽食をつまみながらワインを飲み、ジャズを楽しむ感じです。
演奏開始は8時半からで、友人たちとも早めに待ち合わせ、近くのバルで腹ごしらえして行きました。
フィッシュアンドチップスのような軽食でもしっかり作ってあって。料理全般、クォリティーが高かったです。
ワインがすごかった!
誘ってくれた同級生がワインが好きな人で。すごいワインをご馳走してくれました。
店内のワインの品揃えにもびっくりでした。
トイレに行く途中にワインセラーがあって、外から自由に見られます。なんとなく見ると、目がテンに。
1988年の開業当時から、このバブリーな雰囲気と合わせるために、高級ワインをコツコツ仕入れてきたんでしょう。いまでは高すぎて手に入らない、すごい銘柄ばかり。
前に恵比寿のウェスティンホテル内の飲食店を取材したときもそうだったけど、こういうスーパーワイン、老舗のお店に結構残ってます。バブル期の遺産ですね。
ちょっと小金持っているような日本人はもう飲めない。海外の富裕層にポンポン飲まれちゃうんだろうな……20年前にすでに大人だった身としては、悲しい。
そんなジャズ・クラブに行っても食のことばっかり観察し考えているフードライターでしたが、肝心のジャズもちゃんと鑑賞してきました!この日のライブは「Louis Vega a & The Elements of Life」。
演奏が始まると撮影NGなので舞台の写真が撮れず残念。一部YouTubeにアップされているので雰囲気だけお楽しみください。
会場全体が大盛り上がり。最後はゲスト全員が総立ちでした。
全体的に年齢は高めでしたが、30代くらいのカップルもいましたね。
ジャズや音楽全般が好きな人、一度は行ってみたい空間です。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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