フードライター浅野陽子の美食手帖

“食べることがもっと楽しくなる”をお届けします(火木土に更新)。 食の取材歴25年のフードライター浅野陽子がレシピから名店レストラン、旅グルメや取材の裏話までつづるブログ。 著書『フードライターになろう!』発売中

【日本橋・三越前】 平日に女性ひとり客が集まるカウンターフレンチ「ラペティ」

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

今日は三越前(日本橋の隣の駅)にあるカウンターフレンチ「ラペティ」を紹介します。雰囲気も料理の味もよいのですが、平日に私のような女性ひとり客だらけで驚いた話。

ミシュラン一つ星フレンチの姉妹店「ラペティ」

秋田のいぶりがっこを加えたフォアグラや韃靼蕎麦のブランマンジェが名物料理など、伝統的なフレンチに和を融合させた料理でグルマンたちから人気の日本橋の「ラ ぺ」。ミシュラン東京一つ星店。

今回訪れたのは、その姉妹店として去年6月にオープンしたカウンターフレンチ「ラペティ」です。カウンター12席のみの小さなフレンチレストラン。

和の春の旬食材たっぷりのコース

こちらも和の旬食材、日本のパン、なじみやすい味と、日本人好みのフレンチでした。まずはいただいたもの。

メニューはおまかせのみで、5皿6,050円〜、品数に応じて3種類あります。

前菜「春野菜とホタルイカのサラダ」

新玉ねぎのポタージュ 足赤海老のラビオリ

大人気店「しかたらむなか」のパンと

前菜は日本の春を目と舌で楽しむような盛り付け。下にはクスクスが敷いてあっていろんな食感が楽しい。味付けは本当に控えめ。

ポタージュは和歌山産のエビに、なんと竹墨を練り込んだ真っ黒なラビオリが浮かんでいる。しかたらむなか(@3ft.nakamura.official)という今行列の大人気店のパンを添えて。

耐えられなくなってブルゴーニュ白

平日昼間だし、最初ノンアルで行こうとしてたのですよ。

でもこの料理をいただいているうちに、ワインを飲まずには無理!と途中でオーダー(笑)。

ヒラメと天然の山菜 塩レモンブールブランソース

メイン「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み」

結局普通に飲んでる(笑)。2杯目のブルゴーニュ赤

名物料理「〆の足赤海老のアメリケーヌドリア」

キタカアリ(北海道産のじゃがいも品種)をなめらかにしたピュレと魚を味わう料理、クラシックフレンチの王道の牛ホホ肉の煮込み、そして名物のドリア(エビの濃いだしで炊いたお米料理、乗っているのは香ばしい揚げたパセリ)など、さらに追加した2杯目のワインと堪能。

スイーツのパフェに感動

3種の柑橘のサヴァラン パフェ仕立て

デザートもいただいちゃいました。そしてこのデザートがすばらしくて感動。

パフェというとスイーツが好きな人にはたまらない品ですが、私はそこまで甘いものに興味がないのです。

あまり美しくない画像ですみません。でもこの複雑な「設計」、すごかったのです

しかし柑橘類を3つ使って味を複雑に重ねている。

山椒やシェーブル(山羊のチーズ)を効かせた柑橘のクリーム、柑橘のコンポート、フレッシュなせとか(日本の高級みかん)、ブラッドオレンジなど……すくえばすくうほどいろんな食感が出てきて。

しかもそれがごちゃごちゃになってなくてちゃんと「重なっている」感じ。すごい!これまさに食べるアートじゃん、もはや建築じゃん!と感動しました。

こういうのはどれほど料理上手な人でも家では難しいですよねー。

女性ひとり客がガンガン昼間からペアリング美食しているのにも驚き

とても居心地のよい店内。この後、女性ひとり客が次々と来店

こうして料理を堪能させていただきましたが驚いたのはもう一つ、平日昼間なのに仕事してる風の女性ひとり客が何人も来店し、みなさんペアリングでワインをガンガン飲んでいたこと。

フードライターの私は趣味と実益を兼ねて楽しんじゃいましたが、すごい、平日昼からこんなに一人で美食する女性っているんだ……と嬉しくなりました。

シェフと親しそうにみなさんおしゃべりも頼んでいたので常連さんなのかな。

誰かとこういうレストランで食事するのもいいけど、昼間だと美食に詳細まで没頭できる、また別の味わい方もあります。

よかったら行ってみてください。

ラペティ(公式Instagram)
https://www.instagram.com/lappetit_lapaix/
※一休から予約もできますこちら

それでは、今日も最高においしい1日を!

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