フードライター浅野陽子の美食手帖

“食べることがもっと楽しくなる”をお届けします(火木土に更新)。 食の取材歴25年のフードライター浅野陽子がレシピから名店レストラン、旅グルメや取材の裏話までつづるブログ。 著書『フードライターになろう!』発売中

【神楽坂】 まだ予約が取れる今が狙い目!注目のフレンチ「Jfree」に行ってきた

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

今日は神楽坂のフレンチ「Jree(ジェフリー)」の訪問レポートです。

2023年にオープンし、話題にはなっているけれど、まだ知らないグルメ好きの人も多い注目のシェフの店。

カンテサンス、フロリレージュなど日本のトップレストランを経て開店

飯田橋駅を背に、神楽坂を上がってすぐ

シェフは華麗なる経歴の陣内翼さん。

辻調フランス校出身。ミシュラン2つ星のフロリレージュ、三つ星のカンテサンスなど、また赤坂しょう山(日本料理)の名店勤務を経て、2年前の2023年にオープン。

6席のカウンターなので、陣内翼シェフの技と会話が楽しめます

フレンチと陣内シェフの「和心フレンチ」(=フレンチのインパクトを保ちながらも、和食のように味わい深く、最後まで食べ疲れないフレンチ)を提供する店。

どんな料理かなーと楽しみに伺いました。1カ月前に予約して行きました。

一斉スタートのおまかせコース1本のみ。ワインペアリングをお願いしました。

シェフの故郷・宮崎の美食材をふんだんに使用

麩 自家製味噌(実はバーニャカウダの変形)

料理7品・デザート4品のコース。シャンパーニュで乾杯後、このアミューズからスタートしました。料理名が和食なのに、実はバーニャカウダ。うなぎの骨や粒こしょうも入ってるそう。

サクサクの食感とマイルドな味噌の味わいが、不思議な深い滋味を感じます。

淡路 鱧。和食のように身がレア!(下にくるみソース)

宮崎 妻地鶏の骨炭(ほねすみ)汁。うまみたっぷりの宮崎のブランド地鶏。

締まって筋肉質なのに食感は柔らかい宮崎の地鶏。これを炭火焼きにして、コンソメに浮かべて……と非常に食べ応えがあるスープ。

徳島 鮎

ひと言で言うと「鮎の春巻き」。鮎を三枚おろしにして、さらにパーツごとに分解し、身・肝ソース・骨せんべいに仕立ててシソで巻いて春巻きの皮で巻いて揚げたもの。

鮎大好きなわたしの好みドンピシャ。

自家製パン。ふわふわで飲めそう。食べすぎてやばい。

北海道 毛蟹 セルバチコ

毛蟹を蟹味噌とセルバチコのソースと食べるもの。

これ、下に素麺が隠れてて。麺の量もちょうどいいし、満足。

銚子 金目鯛。皮はパリッと、中は半生。完璧な火入れ。

宮崎 都萬牛。脂の乗り方と肉質のバランス、これもよかった。

沖縄 パッションフルーツのグラニ

クレープサレ。シェフが子どもの頃に憧れ、衝撃を受けたものを再現。

シンプルな砂糖とバターだけのクレープ。香ばしさや口溶け最高、このタイミングでこれがきてもスッと収まるのもすばらしい。

金萱茶のムースアイス。さっぱりしてるけど香り高たい台湾茶のアイスです。

プリン。濃厚でまったりな味。

チーズ饅頭

名物の宮崎のおやつが、ほんのり甘いけど繊細な小菓子になってます。

この日、付き合ってくれた仲良しのTちゃんが前日誕生日だったので、シェフと事前に打ち合わせしていたら、このチーズ饅頭がすてきなバースデープレートに!

この日飲んだワイン

  DOMAINE CHARLIER & FILS CHAMPAGNE CARTE NOIRE BRUT

特別純米「伯楽星(はくらくせい)」(宮城産)とのイリー・プラットベルモットブレンド

これが面白かった。初めて飲みました。

2021 Patrick Giboulot Pernand-Vergelesses "Sous les Cloux"

やわらかめブルゴーニュ。鮎と合わせて。

Berry Bros. & Rudd extra ordinary white 2020(グラーヴ)

 毛蟹の素麺とぴったり。

Domaine Moreau Naudet Petit Chablis

プチ・シャブリは金目鯛と。

Cornas 2022 Domaine Louis Cheze
最後は肉と合わせてコルナス(ローヌ赤)。適度などっしり感。
和心フレンチ、本当にシェフが謳うコンセプト通りでめちゃくちゃよかった。こんなに食べたのに軽いのです。
そしてコース全体にシェフの望郷の思いが込められているけど、一つ一つの料理が細かく設計され、洗練されていて。
まだ予約が取りやすい今がチャンスですね。

それでは、今日も最高においしい1日を!

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