食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
昨年12月末の京都ひとり旅のメモを毎週土曜に振り返るシリーズ。
今回は、前回の予想外の京都御所観光から楽しんだ、京都フレンチでのひとりランチのレポートです。
「2025年12月の京都ひとり旅シリーズ」を最初から読むなら:
【京都ひとり旅】ほぼ予約不可のレアな美食体験を「仁修樓」にて(「クラブエリー」美食会)

京都御所から歩いて10分、日本料理店のような外観

京都御所を見学した後、歩いてすぐのミシュラン一つ星フレンチ「青いけ」へ。
東京からネットで予約して行きました。

京都産を中心に野菜をたっぷり使った体に優しい料理が特徴のフランス料理店です。古い町屋をリノベしたモダンな店内やお皿も本当にすてきでした。
ランチ・ディナーともにおまかせコースで、皿数や使っている食材で少しずつ金額が変わります。
今回は一番少ない7皿のコースをお願いしました。以下、いただいたものを順番に。
繊細だけど味は印象的な野菜たっぷりのコース



野菜料理が特徴的で。毎朝シェフが契約農家の畑まで足を運び、目利きしているそう。
野菜そのものの味が力強いのだけど、繊細な味付けで。


そして野菜と同じくらい印象に残ったのパン。香り高くもちっとしていて、でも皮がガリガリすぎない。ほどよく硬いパン。
これをバターでなく、厳選のオリーブオイルと塩、自家製ブレンドのクミンなどのスパイスといただくのです。おいしかったー。




脂の乗ったサワラのローストにはちょっと甘酸っぱいザクロ入りのラビゴットソースがかかってました。




あっさり、繊細な味わいなのだけどどの料理もしっかり印象に残る。そしてコース中盤でもまったくお腹にドカンと来るような感じがなく、どこまでも食べ続けられる気がする。美食っていいな、とあらためて思いました。
我々ロスジェネ世代の憂鬱?と、日本の景気と美食と未来

オーナーの青池啓行シェフはわたしとほぼ同世代(1歳違い)で、京都生まれ京都育ち。
学生時代にテレビ「料理の鉄人」でフレンチの坂井シェフを見て、料理に魅了されたのが現在につながる入口だったそうで。同じロスジェネ世代、わかる、わかりすぎる……。
80年-2000年手前頃まで日本は本当に元気で。バブル前後のイタ飯ブームや、半年先まで予約が埋まるクリスマスディナー、ボージョレ・ヌーボーの販売解禁時間に合わせて、仕事終わりに都内から成田空港までワインを飲みに行っていた(!)お兄さんお姉さんたちの姿がまあカッコよくて(現在60代半ば?)。

当時10代だったわたしは憧れたものです。
いろいろ日本は様相が変わってしまいましたが、日本の食は当時よりもずっと、世界から注目されていますよね!
これから優秀な人材が育ち、また新しい、めざましい進化があるのでしょう。
青池シェフ、京都フレンチの次の未来も楽しみにしてます!ごちそうさまでした!また伺います。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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