食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。
今日は三軒茶屋にあるインドカレーの大人気店「シバカリーワラ」を紹介します。
実は訪問したのがずいぶん前(2021年)なのですが、最近の食べログ口コミを読んでもあまり変わってなさそうなので、記事にしちゃいます(ただしお店の人気自体は当時より加速)。
本格的なスパイスカレーは「おいしい」と思うまでに訓練が必要
今から7、8年前、2010年代後半くらいから「スパイスカレー」という小麦粉とバターのルーを使わないカレーが人気になってきて。
というよりインドではこれが正式なカレーなんですけどね(^^;
そしてこのスパイスカレーが、今では日本でも外で食べるカレーの主流になってきてます。
このブログで書いている蔵前のセレンディップや立川のレインボウスパイスもスパイスカレーです。
ただ「一般的な欧風カレー=カレー」だと思っていると、最初はスパイスカレーのよさがあまりわからない。あっさりしすぎて、「え?これカレー味のスープ?」と思ってしまう。
シバカリーワラもそんなお店の一つだと思います。
3種のカレープレート
銀座のスパイスカレーの人気店「グルガオン」で修業した日本人オーナーが、インド人のシェフと開業したお店。頻繁にカレーの種類を変えて「3種盛り」「2種盛り」のプレートなどを提供し人気店に。行きたいとずっと思っていて。
あるときたまたま三軒茶屋で食べない取材(パン店オーナーにインタビューだけ)があったので、終わって急いで向かい、ランチををいただきました。
食べたのは3種盛り。(右から)「ポークビンダルー」「チキンカリー(バターチキンカレーではない)」「ケララベジタブル(野菜カレー)」でした。
どのカレーも(特に野菜カレー)いろんな素材のうま味が凝縮して、口の中で広がる。あっさりしているけど、濃くて深い。うわーと思いました。
ひと口ずつの濃さ、インパクトは欧風カレーに比べると少ない。でもいろんな味わいやスパイスの風味が重なって、食べるごとにじわじわと後を引く。
インドカレーは要は「おいしさがわかりやすくない」のです。それがよさなのですが(複雑?(^^;)
この頃はまだそれをわかってなくて。写真は撮ったもののピンとこず、長らくシバカリーワラの訪問ブログを書けなかったのです。また再訪しなくては。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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