食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。
カレーの取材は定期的に依頼が来るので(特に夏)、ミシュラン店含む人気店を食べ歩いて勉強するようにしています。
駅直結、百貨店(日本橋高島屋)のレストランフロアで、とても奥深い味のスパイスカレーに出会いました。
「東京カレースタンド ハトノモリ」さんのカレープレートです。
日本橋高島屋新館の人気店
クラシックで伝統的なイメージの日本橋高島屋で、攻めているなあ、といつも思うのが新館のレストランフロア。
ハトノモリさんもその一つでカレー激戦区、千駄ケ谷の人気店が進出。
フロアに客席がせり出して、とてもオープンな店構えです。
平日早めのランチ時、近隣の男女ワーカー、お買い物に来た風の年配マダムなど幅広い方がおいしそうにカレーを食べていました。
カレーはABCの3種類。
いつもだと2〜3種類を頼むのだけれど、この日はこの後に食べる取材が控えていて、1種類1,100円(Aのチキンキーマカレー)にとどめました。
じわじわ複雑なうま味が後から来てハマる
まだお客さんが少ない時間帯だったからか、10分もせずに料理到着。
手前はサラダ、カレー、パパド(豆せんべい)とライス。
奥はアチャール(カレーの副菜のようなもの)2種、パクチーの葉、ダル(あっさりしたカレー味のスープやだしのようなもの)。
南インドカレーの王道のスタイルですな。
そして!野菜だし主体で「さらり、あっさり」の南インドカレーながら、このカレー、じわっと複雑なうま味が後追いで来て、しみじみ堪能できました。
パラパラのライスもカレーのテクスチャーにぴったり。
洋食店の欧風カレーや、バター・生クリームが多い北インドカレーのように、「濃厚なわかりやすい味」じゃないので、食べ慣れないとちょっと難しいのですよね、南インドカレーは。
「南インドは有名店に行っても、どうもよくおいしさが理解できなかった」という人に、ここのカレープレートを食べてほしいな、と思いました。
この日はスパイス効果で、1日じわっと体も中から温かったです。
食後、「体がリセットできた感」がリアルに感じられるのも、インドカレーのよいところ。
一度食べてみてください(ただしピークタイムを外して)。
- 東京都中央区日本橋 2-5-1 日本橋高島屋S.C. 新館B1
- 東京メトロ 銀座線・東西線『日本橋駅』駅 直結
- 03-6262-5120
- 10:30~21:00(L.O.20:30)
- 定休日 施設に準ずる
それでは、今日も最高においしい1日を!
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