フードライター浅野陽子の美食手帖

“食べることがもっと楽しくなる”をお届けします(火木土に更新)。 食の取材歴25年のフードライター浅野陽子がレシピから名店レストラン、旅グルメや取材の裏話までつづるブログ。 著書『フードライターになろう!』発売中

【京都ひとり旅】ほぼ予約不可のレアな美食体験を「仁修樓」にて(「クラブエリー」美食会)

食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。

昨年末に京都に一人旅してきました。

年末年始をはさんでアップできていなかったのですが、あらためてレポートします。

今回は旅のメインイベントでもあった「仁修樓(にんしゅうろう)」の訪問レポート。

普段はほぼ予約が取れない京都の美食中華料理店

住宅街に突然現れる

一応新規枠は設けているようですが「2026年は分の予約はほぼ埋まっている」とシェフがこの日も言われていて。

とにかく席が取れない京都の中華料理店「仁修樓」さん。

定期的に伺う京都の美食会「クラブエリー」のイベントで、今回参加させていただきました。スペシャルコースです。

それでも3カ月くらい待ちました。

京都出身の料理人・上岡誠(うえおか・まこと)さんの料理が大評判。

「仁修樓ハイボール」をいただきました。クコの実などが入り、薬膳ベースだけど美味

カウンター8席、広東料理がベースの中華レストランです。

お皿も国宝級

いただいたものを順番に。

1皿目の血の巡りをよくするスープ。クコの実、なつめなどが入って優しい味

前菜12種(これで1人分)。この登り龍のお皿に注目してください

料理も素晴らしかったですが、お皿がどれも国宝級で。シェフ曰く、直接食べ物をのせちゃいけないお皿や、使うにあたって行政に事前申請しないといけないものもあるそうで。

この前菜の、重ねて置くと登り龍が現れるお皿も迫力でした。小籠包、大根餅、揚げ胡麻団子、などの中華の前菜が12種も一人占めできるもの。

上海蟹胡麻団子など

燻製した鯉を甘く煮たもの(食感は牛肉)

名物のピーカンナッツ

巻きたて、揚げたての春巻き。上海蟹と干し白菜のあん

山場は北京ダックとフカヒレ

北京ダック!

シェフ考案のオリジナルのスタンドから1人分ずつさばいていく様子

そしてこの北京ダックも迫力でした。「クロワぜ」という真鴨と合鴨の交配種、要はいいとこ取りのダックをいただくのです。

まずはネギ、きゅうり、甘味噌と薄皮に包んで

次はそのままで

りんごやナッツ、別の甘味噌と

北京ダックは3回、こうやって違う食べ方で楽しみました。臭みゼロ、パリパリ。

エビの姿焼き。黒胡椒たっぷり、セロリとネギと

これも素晴らしかった、雲子と食べるフカヒレの姿煮

とろけるフカヒレ

 

とろけるまったり雲子(まだらの白子)

そして2つ目の山場はこのフカヒレ。ほんのり甘くて塩気が効いて。素材もすごいけど、味の決め方が絶妙でした。

でもネギ油やオイスターソース、しょうゆなどでシンプルに仕上げているそう。

毛蟹とセリのチャーハン

北京ダックとその鴨だしと、鶏白湯スープで食べるシンプルラーメン

最後のお食事もよかった。チャーハンとラーメン。特にこの北京ダックを再び堪能するラーメンも最高でした。

味付けは塩のみ!だそうで。なんでこんなに深い味わいなのだー。どこまでも染み入るとろみのあるスープでした。

デザート。杏仁豆腐やマンゴープリン、安納芋のエッグタルト

そしてデザートが出て終わり。どれもおいしかった。

入り口には美食に関するシェフが感銘を受けたという漢詩

これだけ食べてまったくお腹にたまらないのも一体どうなっているのだ?と思うし、すごい美食体験でした。

また生きているうちに行けたらいいな……。

京都旅レポート、まだしばらく続きます。

仁修樓
https://www.ninshurou.jp/ (新規予約は一応受け付けてはいるようです)

それでは、今日も最高においしい1日を!

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