フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

さつまいもとりんごの重ね煮、大人はダイエットバージョンで

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こんばんは~。今日は実家の母がよく作っていて子供の頃から大好きだった甘いおかず、「りんごとさつまいもの重ね煮」のレシピです。
小学生が飛びつくハンバーグやから揚げよりも、私はこっちが断然好きでした。作文の題材にしたことも(ただ「好き」って以外、全然面白くない作文だった…(--,)

しかし、なんでも計って体系化するのが好きな私と違い、母は料理上手ながら「完全目分量主義」な人で母の得意料理のレシピがいまだによくわかりません。この重ね煮も、大人になっていろんなレシピ本を見て「ああこうやって作るのか」と他人の本で知り。でも母のレシピには、これにバターが入っていました。

さつまいもとりんごとレーズン、これにバター入れるとホントにおいしい。量を入れるほどまろやかにおいしくなるので、際限なく入れそうになります。母に「今日は重ね煮?手伝うよー」と言っては、目分量なのをいいことにこっそりバターを足してました。高校生まで毎日ハードに運動してたのに、やせられなかったわけだ(笑)。

体型と健康を気にする30代としては、バター抜きで作りましょうか。バターは大さじ1で100kcalあり、極力控えたい食材。さつまいもを甘い紅あずまにして、コクのある黒糖や三温糖で作ると十分深みがあって満足できます。トーストにのせたり、ヨーグルトをかけてもおいしいです\(^o^)/

★★★★★★★
「りんごとさつまいもの重ね煮、ダイエットバージョン」
115kcal(1人分) 

Cook Time 20分
Level 初心~中級者

材料(約3人分)
りんご 1/2個(皮つきのまま縦2等分→横薄切りに)
さつまいも 大きめ1本(両端落として皮つきのまま長さ3~4cmの棒状に切る)
レーズン 大さじ2 
三温糖か黒糖 大さじ2
塩 ひとつまみ
レモン(国産か無農薬) 1個(果肉が見えるまで両端落とし薄く輪切りに)

作り方
1レーズンを熱湯にさっと浸けてふやかす。さつまいも、りんご、レモンをそれぞれよく洗う。さつまいもを切って水にさらし、その間にレモンを切る。

2さつまいもの水を切る。厚底の鍋にカップ2の水と一緒に入れ、レーズンも入れて中火にかける。ふつふつしたらレモンをふたのようにのせ、火を弱める。ペーパーの落としぶた(※下参照)を全体にかぶせて約5分煮る。この間にりんごを切る。

3②のさつまいもが透き通ってきたら落としぶたを取り、りんごと砂糖、塩を加える。落としぶたをもどして10分煮る。

※ペーパーの落としぶた:キッチンペーパーを水でさっとぬらし、真ん中に穴をあけてふたのように使います。ペーパーをはがすとあくがそのまま取れて便利。
★★★★★★★