フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

うどんを“パンケーキのように焼く”と不思議なやみつき食感、「豚肉とピーマンの甘辛焼うどん」

冷凍うどんを「ゆでた後に焼いて」みたことありますか?

■しばらくぶりのレシピ記事です。「カリカリ、もちもち」の食感が大好きなのですが(カヌレとか「ぬれせんべい」とか)、うどんも作り方によってはこの食感が出ます。 ■スーパーの冷凍コーナーで、5食入り1袋で売っている普通のうどんで。私は取材がないときは、前の晩の余った食材で一人分の昼ごはんを作って食べてますが、そういうときにとても便利なレシピ。むしろ、これを作りたいために肉と野菜をちょっと多めに買って余らせているかも?!焼うどん161031材料

豚肉とピーマンの甘辛焼うどん

材料(1人分)

冷凍ゆでうどん 1玉(凍ったまま) 豚こま切れ肉 80〜100g(牛のこま切れ肉でもよい) ピーマン 1個 パプリカ赤 1/4個 エリンギ 1本 にんにく 1片 ごま油・酒・砂糖・オイスターソース・しょうゆ・サラダ油・こしょう焼うどん161031肉

作り方

鍋にお湯を沸かし、その間に豚肉に酒小さじ1・砂糖少々をもみこんで、下味をつけておく。 焼うどん161031材料切りその他の具材も準備します。基本は「(にんにく以外は)適宜食べやすい大きさで」なのですが、にんにくは薄切り、ピーマン・パプリカは種とワタを取って細切り、エリンギも細切りで。慣れている人はエリンギは手で裂くと、よりおいしく仕上がります(断面がじゃきじゃきして、肉の旨みと調味料がよくしみ込む)。 焼うどん161031うどんゆでお湯が沸いたら凍ったままの冷凍うどんを入れて1分ゆでる(すぐいじると麺が切れてしまうので、少しおいてから箸でほぐす)。 焼うどん161031うどんゆで2ゆであがったら水を切り(お湯はできれば捨てない方がいい←理由は後で説明します)、 焼うどん161031うどん焼きフライパンにサラダ油を大さじ1〜2中火で熱し、うどんを丸形に入れてそのままいじらず両面をゆっくり、こんがりするまで焼きます(片面3分以上)。火は弱めの中火くらい。 焼うどん161031うどん焼き2少し底の様子をみて、カチカチしてたらOK。 焼うどん161031うどん焼き3ひっくり返します。あら不思議、パンケーキのよう!裏も同じく焼きます。表ほどきれいに焼き目がつかないけど大体できたらOK。 焼うどん161031うどんだけお皿に入れておきます。 焼うどん161031にんにく焼きうどんを取り出した後のフライパンにごま油大さじ1を入れて、にんにくを炒めます。 焼うどん161031肉焼き香りが出たら豚肉を漬け汁を切って入れて、焦げないように炒めて、 焼うどん161031材料炒め肉の色が変わったら残りの野菜を全部入れて炒める。 焼うどん161031材料炒め2さっと炒めたら、オイスターソース・しょうゆ各大さじ1/2、こしょうを入れてさらに軽く炒め、うどんの上に盛り付ける。 焼うどん161031タテ完成です!甘辛い肉と野菜とうどんの組み合わせが大好き。 焼うどん161031横持ち上げカリカリもちもち。絶対やみつきになります! 焼うどん161031油処理*MEMO* もしできたら、うどんをゆでて引き上げるときお湯は流さず取っておいて(取っ手付きのざるか菜箸で麺だけすくいあげる)、熱いうちに最後、油と調味料がべたっと付いたフライパンに入れると片付けが楽です。うちは鉄フライパンで洗剤が使えないので、この技必須なのです。