フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

レシピ:シンプルなのに満足!「青梗菜のペペロンチーノ」

_blog■日曜日~。今日もパスタレシピで。
今日みたいに天気がよい日はさておき、休日で天候悪い日に、食材を調達するためだけ出かけるのって本当にめんどくさい。そういう日にこのレシピは、青梗菜ひと株、アンチョビの缶詰があればすぐできてよいです。
中華で多用する野菜なのに、アンチョビとオリーブオイルとの相性が抜群によいのです。キャベツで作るレシピが結構出てますが、私は青梗菜の方がさらに美味しいと思う。

■ところで昔イタリアンのシェフに取材で聞きましたが、イタリアに「ペペロンチーノ」という料理名は無いのです。ペペロンチーノは直訳すると「唐辛子」だけ。正確には「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」だそう。
アーリオはにんにく、オーリオは油。にんにくと唐辛子を油で炒めるということ。イタリアのお母さんがさっと作ってあげる家庭料理。

■その王道のシンプルな味も美味しいですが、非常に食べ足らないのでダイエットにはよろしくない。しかも野菜が圧倒的に少ない。こうして青菜をちょいと足し満足感を上げ、逆にレストランでは海のように入る油を減らすとGOOD。
パスタ大量食いのわが夫も、(パスタと油をそーっと減らしても)「美味しいね」、といつも喜ぶメニューです。

青梗菜のペペロンチーノ 
【材料:1人分】
・青梗菜 ひと株(葉と茎に分ける。葉は長さ半分、茎は3等分に)
・パスタ 80g
・にんにく 1片(みじん切り)
・赤唐辛子 1本(半分に折って種を取る)
・アンチョビ 小2切れ(粗くきざむ)
・オリーブオイル 大さじ1~2弱
・塩こしょう

作り方
パスタをゆでながら、フライパンでにんにくと、赤唐辛子を香りが出るまでよく炒めます。アンチョビも炒めて軽く塩こしょうします。パスタのゆで時間終わりの1分前に茎を、ひと呼吸おいて葉を入れ、パスタと一緒にゆで上げます(ゆで汁大さじ3を取っておく)。にんにくのフライパンにパスタと青梗菜、ゆで汁を入れて、火にかけながらぐるぐるよーくまぜて
できあがり。

ダイエットのヒント
にんにくオイル系のパスタは、レストランではオリーブオイルを海のように使います。レシピ取材で厨房に入り、大量に使っているシーンを何度も見ました。それが旨みになっているのです。しかし大さじ1増やすごとに、おにぎり大を1/2個を胃に放り込んでいる(!)と思ってください(゚ー゚)
家ごはんでは油少なめ、少なめ・ ・ ・でコントロールを。しかし油が少なすぎてパサパサなパスタもまた悲しいものがあり(笑)、美味の限界ギリギリで止めときましょうね。

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