フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

トマトの冷製パスタ

週末に作りました。

「普通のトマトの冷製パスタ」。


Wine & Cooking 日々 ノート-冷製


にんにくのピリッとした辛みとトマトの甘みが

すごくおいしいパスタ・・・なんだけど、

生のにんにくのにおいを確実に翌日いっぱいまで

持ち越してしまうため(しかも生にんにくだから結構激しい)、

休前日のみOKな料理。


イタリアには冷たいパスタを食べる習慣はないそうですが、

イタリア版ヘルシーつけ麺?という雰囲気でしょうか?

これは本当は甘みが強く、実がキュッとしまっているフルーツトマトを

使いたいところです。

普通のトマトだとフルーツトマトより、どうしても

ややぼやっとした味と食感になるので・・・


でも急に思い立って作るときは普通のトマトでも全然OKです。

パスタってそうやってふらっと思い立って作るものだもんね。


その代り、オリーブオイルはいいものを使うべしです!!

もちろんエキストラバージン。

できればオーガニックで、「低温」または「コールドプレス」で

絞ったという表記があるものが本当においしい。

冷たいパスタなので、オリーブオイルの味、大事です。


しかも小ねぎが案外、トマトとオリーブオイルに合うのです。




普通のトマトの冷製パスタ

材料:2人分

オリーブオイル 大さじ3

にんにくのすりおろし 1かけ分

赤唐辛子 1本(種を抜いてハサミで細かく切る)

トマト 2個(6~8等分にそれぞれ切る)

玉ねぎ 1/4個(タテ薄切りに)

スパゲティ 180g

(できれば1.4mmくらいの細めのものが合うけど、なければあるもので)

小ねぎ 2本分くらい(緑の部分だけ使う。3~4㎝幅に切る)

塩、こしょう

氷水 たっぷり


作り方

ボウルにオリーブオイル、にんにくのすりおろし、赤唐辛子を入れる。トマトと玉ねぎも入れ、塩ひとつまみをふって全体をよく混ぜ、冷蔵庫で20~30分寝かせる。その間にパスタの分量を量り、大きな鍋に湯を沸かして塩を入れる。パスタをゆでる。この間、氷水をたっぷり、大きめのボウルに準備。小ねぎも準備。ゆで上がったら流水で洗い、準備しておいた氷水に1~2分漬ける。冷えたらしっかり水を切って、寝かせたソースとよく合えて、塩・こしょうで調味。盛り付けた後オリーブオイル少々(分量外)をかけて、小ねぎを盛り付ける。


おいしく仕上げるテクニック

レストランのレシピ取材を通じてまとめた中では、パスタのゆで湯2リットルに対して塩小さじ2が、ベストの割合。

冷製パスタの場合、ゆで時間は必ず「袋のゆで時間+1分」と長めに!冷やすと1段硬くなります。

とにかく最後にしっかり、パスタの水気を切ること。余力があれば全体的にさっとペーパーでぬぐうと、なおgood。