フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

カリフォルニアのロマネ・コンティに感激/トマトときのこのクリームソースペンネ/れんこんのヴィシソワーズ

_calera■あー、長ーかったお休みも終わり・ ・ ・ 長い休み、楽しいけど復帰するときがとてもつらい。
でも休みがあるから仕事も毎日も力を注げるというわけで、またがんばるとしますか┗(^o^)┛

■ところで休みの最後、こんなすごいワインを開けてしまいました。
夫が昨年のアメリカ出張で入手して以来、ずーっとずーっと大事に我が家のセラーで保管していたとっておきのカリフォルニアワイン。
CARELA JENSEN Pinot Noir 2004。

■「カリフォルニアのロマネ・コンティ」(!)の別名も持つそうで・ ・ ・w(゚o゚)w 夫は知らずに、ワインショップの人に勧められるままに買ってきたようですが。
ロマネ・コンティとはいま、地球上で一番高級なワインです。正確にはフランス・ブルゴーニュ地方の、ロマネ・コンティというお化けのような超ド級のワイン(用のぶどう)を造る畑の名前。

ロマネ・コンティがいかにすごいか・ ・ ・ 私はまだ飲んだことがなく、数々の伝説を聞いたことがありますが、とにかく味も香りも素晴らしく、フランスで、レストランで注文した人が客席にいると、レストランの「フロア全体」が高貴な香りに包まれてしまうらしい。
ボトルを開けて、飲んでいる人が同じフロアにいるだけでそんな状態になるとは、実際に飲んでみたらどうなってしまうんでしょうか?

■それで今回空けたワイン。フロア全体とまではさすがにいきませんでしたが、その異名のとおり、抜いたコルクをすっとかいでみただけで、「んーーーーーー!!」とのけぞるような膨らみ感。まだひと口も飲んでいないのに、その高貴な、例えるなら「バラの香水」のような香りに脳天がふわふわと酔いそう!!
バラは食べられないけど、これは飲みものなので、すごーくかぐわしいかつおだしのような、そういった「食べもの的魅惑的かぐわしさ」なのです。

■そのまま3時間抜栓したままで空気に触れさせました。高級赤は3時間前に開けとくとさらに極上においしくなります。そしてちゃんと顔が入りそうなブルゴーニュグラスに注いで、ひと口飲んだら、もうチェリー、プルーン、いちごジャム、黒こしょう、チョコレート、カラメル、バラ・ ・ ・ と、いろんなたとえが浮かぶ、けれどもどのたとえも超えた壮大な味わいに体が包まれました。
もうダイナミック。感動。本当に今まで飲んだアメリカワインで一番、素晴らしくおいしい。
大げさな言い方ですが、「人生に感謝したくなるワイン」でしたね。

■ところでワインと食べものの黄金ルールで「高貴なワインには高貴な料理を」というのがあります。
私が作る料理、高貴かどうかは別として、まあおいしいからと言って、こういうワインにはポテトチップスとかちゃちゃっと残り物で作る炒飯とかは合わせちゃもったいないわけです。
_blog_3■というわけで、「れんこんのヴィシソーワズ」(じゃがいもの代わりにれんこん使った)と、
_blog_4■「トマトときのこのクリームソースペンネ」、作って一緒に食べました。トマト、生クリーム、バジリコ、きのこ数種類などを少し煮込んで、とろりとしたソースをからめて食べるペンネ
ああ素晴らしいワインでした。また仕事がんばろ。

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