「おせち準備を楽にする方法」、今年やっとその答えが出た
食限定の取材歴20年、フードライターの浅野陽子です。
写真は2023年の元旦の我が家の正月料理。
みなさんは今年、どんなおせちを楽しまれたでしょうか?
年末になるとなぜか「おせちはやっぱり、正月に日本人として何かやらなきゃいけない妄想」にかり立てられませんか?
私は毎年いろいろもがいてきて、このブログにも書いてきましたが(2022年の記事、2021年の記事)、今年の2023年正月のテーマは「とにかく楽にしよう」。
そう決めて、作らずに市販品を買い込み、大晦日に紅白を見つつお雑煮だけを作ったのですが……それでも大変で。
結果、おせち準備を究極に楽にする最良の方法がわかりました。
今年はできなかったけど、
おカネ(金)で解決する
しかないんですよね(って言い方ーっっ!笑)
一番楽なのは、お高いけれど完成した重箱にきれいに詰められたおせちを予約購入。
それを元日にパカッと開けて出すだけ、が最も楽をする究極の方法なのだと思います。
その結論に至った、今年のおせち提供までのプロセスを紹介します。
2022年年末〜2023年元日までの我が家のリアルなスケジュール
今年は年末にマレーシアから妹一家が一時帰国し、都内の別の場所に住んでいる父も集合し、元日の朝は我が家総勢8人で迎えることが決まっていました。
「なるべく手をかけず、安く」というポリシーで、買ったのがこちらです。
それぞれ解説します。
12月中旬発注、30日着で届いた京都「一の傳」の黒豆ときんとん
黒豆ときんとんだけいいものを買おう、と事前に楽天で予約購入。
送料込み2115円のものを2パック買いました。
12月中に近所の大型スーパーと築地場外市場で追加購入
奥のかまぼこ(紅白)となるとは近所の大型スーパーで、12月中の安いうちに購入。
そして手前の栗きんとん、黒豆、伊達巻は12月27日に築地場外市場にふらっと行って、追加で買いました。3つで2700円でした。
正月用の箸、お雑煮用のおもち、鶏もも肉、ゆず、三つ葉を12月最終週に購入。
おせちの盛り付け用のゆずり葉もスーパーでゲット。
12月31日に紅白を見ながらお雑煮準備
そして31日の大晦日の夜、紅白を見ながらお雑煮のだしを取りました。
我が家は関東風で鶏もも肉のだしをベースにしたしょうゆベースの味です。
ホットクックで鶏もも肉1枚とねぎの青い部分、しょうが薄切りを一緒にして40分蒸して、落ちた出汁をとっておきます。
さらに紅白を見ながらかまぼこや伊達巻きをスライスし、お雑煮用の具材(なると、ゆず、三つ葉)も切っておきました。
地味な作業ですが、意外とこれが元旦当時にやると時間がかかるので。
紅白を見た後、12時ぴったりにカウントダウンをして、明日飲むスパークリングワインを冷蔵庫に入れて冷やしてから就寝。
元日に仕上げ&盛り付け
1月1日の元旦は7時くらいに起床。
起きたらすぐかつお昆布だしを取り、昨晩準備した鶏もも肉のだしと合わせ、お雑煮を完成。
おもちも焼きました。
かまぼこ、伊達巻、黒豆、栗きんとん、夫がアメ横で買ってきたイクラ、妹が買ってきたあん肝を8人分に小分けにしたり、盛り付けます。
一人分を盛り付けてまずインスタ用に撮影。
黒豆、きんとん、かまぼこは取り分けるように盛り付け。
いくらとあん肝は銘々皿に取り分けます。これが意外と時間がかかるっ。
画像に写っていないですが、一緒に昨日冷やしておいた乾杯用のスパークリングワイン、ワイングラス、正月用の箸も並べます。
いやー、全部市販品を切って並べただけというのに大変!
全員そろって着席し、乾杯します。
おせちが進んだところで、お雑煮を温め直し、みんなに提供。
これも昨日のうちに三つ葉やなると、ゆずを切っておいたので楽でした。
しかし、元旦(元日の朝)にこうして楽するためには、結局誰かがどこかで先に働いて、ひと手間をかけておかねばならないわけで。
やっぱり、家で出すおせちはどうやっても大変なのです。
「どうせ子どもたちも食べないし、高級おせちなんてもったいない、市販品で安く済ませればいいよ」とやった結果、それでも切ったり準備したり、人数分買ったり、働かざるを得なかったので、来年は「詰められた高級おせちをパカッと開けて出すだけ」のスタイルでいきたい思います。
それか「31日から旅行に出る」というのもアリかもしれません。
一年経つとどうしても忘れてしまうので、今年の備忘録として書いておきたいと思います。
今年2023年もまたいい年になりますように。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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