フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

年末年始、せっせと作って持ち寄った品々

■年末年始、皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家は両親ともに兄弟が多く、しかもたまたま全員東京近郊在住ということもあり、毎年にぎやかに過ごすのが恒例です。さらにわが夫の実家も都内なので、その集まりを含めて年末とお正月は毎日せっせと持ち寄り料理を作っては親族会に出かける日々でした。
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■年末はきんとん、なますなど家用のおせちの準備をしながら、並行して持ち寄り用の煮豚&煮卵などをぐつぐつ煮込んだり。手前は、実家の集まりで披露した「ホットプレートで作るパエリア」の具に使うための鶏もも肉のマリネです。にんにく、玉ねぎ、レモン、パセリなどにひと晩浸けて、下味を付けつつ肉をジューシーに仕込み。このほかにあさりも使用。ホットプレートパエリアは来客の目の前で調理するのでなかなか迫力があり喜ばれます。

■おせちは結局、私(きんとん、なます、雑煮、もち関係)、父(自分でもどうしても作りたいというので父もきんとん、松前漬け、煮しめ)と分担。黒豆、伊達巻き、かまぼこは市販品を購入。分担&市販品活用だけど、これでも忙しい現代の主婦には結構な負担。

■しかし昔だってもっと時間があったとはいえ、ガスコンロもIHも満足な水道もない明治以前、当時の奥さんたちはどうやって全品作っていたんだろうと感嘆します。今みたいに年末ぎりぎりじゃなく、1か月前くらいから準備していたのかな…

_blog_6■私は持ち寄りパーティーにデザートを持って行くのが大好きで、これも同じ日に作りました。レアチーズのタルトです。昨日書いたのと同様、富澤商店のタルト台(今度は大サイズ280円)を使用。タルト台があるのでレアチーズの中身作りは結構簡単。クリームチーズひと箱に生クリーム、ヨーグルト、白ワインなどを合わせて練ります。

■市販のタルト台は、細かいことを言えば、甘みと脂肪分がやや強く、自分で焼いた方が断然おいしい。でも自分でタルト台から作ると、タルト生地を配合し、一度休ませて焼いて、完全に冷まして(冷まさないとチーズが溶けてしまうので)、レアチーズを作り、流し込んでからさらに冷やす・・・と確実に二晩費やすことになる。やっぱり市販品を使った方が作る気になります。すっと口の中でとろけるようなレアチーズと、カリッと香ばしいタルト台を一緒に食べるお菓子。メジャーですがとってもエレガントな、いいデザートです\(^o^)/

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■そしてこれは別の日に持ち寄りました。レモンの表皮と果汁を練り込んだレモン風味のシフォンケーキと、えびのガーリックチーズ焼き。えびのお腹にはパン粉、パセリ、チーズ(パルミジャーノ)、みじん切りのにんにくが詰まっています。このえび、実はおせち用に冷凍の有頭えびを入手しておいたものの、力尽きて作れず、冷凍のままだったものを活用。出かける前の家中には、オーブンから漂う香ばしいにんにくとチーズの香りが充満。かなり高温で焼き上げてあるので、殻ごとがぶっとぱりぱり食べられます。見た目が華やかなのですごく喜ばれました。これを出して、翌日から今日まで、やっとゆるゆると過ごしています。

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