フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

[レシピあり]フードライターがひな祭りの夜に作ったもの(意外とシンプルです)

ひな祭りの玄関飾りの画像

(c)asanoyoko.com

世界が揺れ動く中、ほそぼそとひな祭りを祝う

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

日本ではまだコロナが落ち着かず、世界情勢も緊迫しています。

こんなことを、のん気にアップしている場合ではないと思いつつ……

今日は3月3日、ひな祭りです。

桜の花の画像

(c)asanoyoko.com

我が家は小さな娘がいるので、ひな祭りをほそぼそとお祝いしました。

おひなさまの画像

(c)asanoyoko.com

こちらは今年1月初めに買ったひな人形。

楽天で5万円くらいで買いました。

今は亡き母が毎年おひなさまをこうやって玄関に出してくれて、「ああ、今年もひな祭りの時期かあ」と、見るたびに嬉しかったから。

 

高かったけれど、思い切って購入しました。

娘にも、いつか思い出してほしいと思います。

1月末の、大安の日に娘と二人で飾り付けました。

丸1カ月楽しめたのでなかなかよかったです。

フードライターのひな祭りはとてもシンプルです

ひな祭りのお菓子、食材の画像

(c)asanoyoko.com

お正月はめちゃくちゃ頑張りましたが……

 

asanoyoko.com

 

今日3月3日木曜は、平日ど真ん中。

社会人としてはまったく普通の日なので、ひな祭りとは言ってもごくシンプルに済ませました。

桜餅と道明寺の画像

(c)asanoyoko.com

日中、銀座で取材があったので、帰りにたまたま見つけた「大角玉屋(おおすみたまや)」さんで道明寺、桜餅(ピンクがこしあん、白がつぶあん)を購入。

3つで840円でした。

そら豆とはまぐりの画像

(c)asanoyoko.com

さらに地元の最寄り駅に帰ってきてからはスーパーで、そら豆・はまぐり・菜の花を買いました。

はまぐりもなんと一個280円!(和菓子とまったく同じ)だったので、高くて3つしか買えませんでした涙

これを家に帰ってすぐ塩水に浸して冷蔵庫に入れ、砂抜きをしておいて……

はまぐりのお吸い物の画像

(c)asanoyoko.com

夕飯に、「はまぐりのお吸い物」にして食べました。

[レシピ]はまぐりのお吸い物(2〜3人分)

  1. 2時間ほど砂抜きする。その間、ゆでたけのこ少々を薄切りにする。小鍋に湯を沸かし、たけのこをさっとゆでてざるにあげ、菜の花もさっとゆでてざく切りする。
  2. 別の鍋に昆布10cm長さ1枚と水3カップ、砂抜きしてよく洗ったはまぐりを入れる。中火ではまぐりの口が開くまでゆっくり火を入れて、昆布を引き上げ、酒大1、塩小1/2を入れて味をみる。
  3. お椀にたけのこ、菜の花を入れてはまぐりも入れ、上から汁をはる。

 

今回、たけのこや菜の花をゆがいた湯を捨てず、娘にむいてもらったそら豆をさっとゆでて、メインは昨日の夕食の残りのカレーにしました。

なかなかシンプルでしたが(笑)、娘はとても喜んでいました。

ひな祭りとは、おひなさまを出して桜餅を買ってきて、たけのこととかはまぐりとか少し春っぽい食材を夕飯に出せば十分なのだ、と発見しました。

スーパーには豆ごはん用のグリーンピースや、ちらし寿司の具材など、料理好きがそそられる材料がわんさとありました。

あと一歩で買いそうになりましたが、時はすでに16時近く。

「凝り性の虫」を出さなかった自分をほめてあげたい。

 

みなさまはどんなひな祭りでしたか?

今日も最高においしい1日を!