フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

ホットケーキミックスで作るキャラメル黒糖バナナマフィン

一時期ちょっと落ち着いていましたが…まずい、また焼き菓子熱再燃のもようです。

昨日作った「バナナのキャラメルマフィン」。

ホットケーキミックスにちょっと手を加え、オーブンで焼くとカフェ風のケーキが家でもできますよ。

浅野陽子クッキングサロン-バナナマフィン

 

もともと凝り性なもので…(笑)

一度やりだすと、ある程度極めるレベルにまで達しないとやめられないのです。

そのウェーブがお菓子作りに行っちゃうと、もう最悪。

 

お菓子、特に焼き菓子にはスポンジ、パイ、クッキー、マフィン、タルトといろんな種類がありますが、

どれもそれぞれいろんなやり方があり、味のバリエーションもあるので

極めようと思うと、なかなか終わりが見えません(当たり前だっちゅーの)。

 

しかも作り終わって1個食べ、どんな味にできるのか確認すると結構満足。

あー、その後の残りどうすんだ~と「食べ手」がいないのが、私のお菓子作りの平和な悩み(?)でもあります。

 

でも、これ我が家では結構深刻。

夫は甘いものが苦手なのでほとんど食べてくれないし、

友達に話すと「もうー、そんなのごっそり引き取るよ~!」とみんな言ってくれるのですが、

実際、月曜日の夕方6時半に

うちまですぐ引き取りに来てくれる人、そうそういないだろうし。

 

ということで、今回はどうしようもなくなり、作った半分を(きれいめの)タッパーに入れて

勇気を出して、我が家のお隣さんにおすそ分けに行きました。

お隣さんは共働きで、育ち盛りの小学生2人がいる4人家族。ほとんど深い話したことないんだけど・・

 

どきどきしながら持っていくと、下の女の子が

「わあ~♪バナナのクッキーは食べたことあるけど、マフィンは食べたことないよー!」と

とても喜んでくれて、上のお兄ちゃんもきゃっほーと大騒ぎしてくれて、

なんだかとても幸せな、さわやかな気分になったのでありました。

(しかしバナナのクッキー?マフィンよりずっとマイナーな気がするが…)

 

ちなみに、出来上がったケーキをいっとき放置するには、

こうしたケーキカバー(だいたい1000円くらい)があると便利です。

常温保存したい作りたてケーキの、ほこりや虫よけになります。

 

ヨーロッパ風の、おしゃれなガラス製のもあるけど私はプラスチックが使いやすいと思います。

浅野陽子クッキングサロン-バナナマフィンカバー

 

ホットケーキミックスで作るキャラメル黒糖バナナマフィン」

 

【作りやすい分量・ケーキ型約6個分】

市販のホットケーキミックス 1袋(200g)

卵 1個

卵黄 1個

完熟バナナ 2本

牛乳 1/2カップ(牛乳が途中で切れてしまい、半分豆乳を使用)

無塩バター 60g

黒みつ 大さじ4

炒ったくるみ 大さじ2くらい

 

<トッピング用キャラメル>

くるみ・三温糖各10g+シナモン少々を混ぜておく。

 

1.マフィン型(かプリン型)にバターを薄く塗り、強力粉を薄くはたく。紙のカップケーキ型ならバター不要。

バナナは用意した型の個数分だけ、先に薄切りを何個が作っておく。オーブンを180℃に予熱開始。

2.フードプロセッサー(以下FP)に卵・卵黄を入れてガーッとほぐし、黒みつ、バターを入れてガーッと混ぜ、バナナ、牛乳、くるみ、ホットケーキミックスの1/3量を入れてガーッと混ぜ、残りの粉も入れて混ぜる。

3.生地を①の型に流し込み、薄切りバナナを1個ずつ埋めて、トッピング用キャラメルを上にまぶし、180℃に予熱完了したオーブンで20分焼く。

 

☆ポイント

砂糖の代わりに黒みつを使うと、とーってもしっとり。コクのある甘さが、完熟バナナの風味と合います。

トッピング用キャラメルはなくてもいいけど、カリカリに焼けた表面のナッツ&あめ部分がしっとりした中身と対照的で、複雑なおいしさになりますよー。