フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

フレンチトーストのコツ

週末、余って冷蔵庫で硬くなっていたバゲットで、 Image4_4 フレンチトーストを作りました。 牛乳と砂糖、卵を混ぜた卵液にパン切ってを浸し、 フライパンで焼くお菓子です。

今回はオーブンで焼きました。 味はフライパンで焼くのとあまり変わりませんが、 焼き型に入れた状態で卵液に浸し、そのままオーブンに 入れられるので楽です。

しっとりおいしく仕上げるコツは、時間がある限り卵液にパンをしっかり浸すこと。 冷蔵庫に入れっぱなしで、数時間は取りたいです。

こうして作ると卵液だけで十分おいしいのですが、 今回はラム酒やレーズン、シナモンなど パンと同じく余っていた素材をちょこちょこ入れて 甘みを複雑にしました。

と言うとかっこいいですが(笑) お菓子の素材がちょっとずつ残っていると、案外使い道に 困るもので、フレンチトーストは何を入れても ぴたっとハマっておいしいので、ありがたいですね。

RECIPEオーブンで焼くフレンチトースト
材料:作りやすい分量

バゲット(太めのもの)1/2本
牛乳 3カップ
全卵 3個
黒糖 大さじ2(きび砂糖でも)
はちみつ 大さじ1
レーズン 大さじ2
ラム酒/シナモン 少々(好みで)

作り方

バゲットを4~5センチ幅に切る。オーブンを190度に熱する。ボウルや大きめのカップなどに牛乳以下の材料をすべて入れてよく混ぜる。バゲットがすべて入る焼き型にバゲットを並べ、上から卵液を注いで、(時間があれば)冷蔵庫の中で数時間おく。パンに卵液が完全にしみたら、予熱完了したオーブンで20~30分焼く。

(オーブンの火が強く早くから焦げるようなら、途中で温度を170~180度に下げましょう) 熱いうちにバターをのせてどうぞ。

おいしく仕上げるテクニック
パンを卵液に最低3~4時間は浸しましょう。前の晩浸して、翌朝オーブンで焼いてもOK。余ったら冷蔵庫保存で2-3日はおいしく食べられます。冷たくなってからはしっとりしているのでバターは不要です。