食限定の取材歴25年、フードライターの浅野陽子です。そろそろおせちとおもち、飽きてませんか?
今日は「バターチキンカレーそば」の作り方を紹介します。
余った年越しそば、おせちの具材で使いきれなかった鶏もも肉を一気に消費。
バターは使うけど、ルウ不使用のスパイスカレーです。意外に胃もたれもしにくい。一石三鳥の便利レシピです。
手作り派の年末年始は、食材がいろいろ余るのよ
普段は料理をしないうちの夫ですが、そばやうどんをゆでるのが上手で。親族が集まるときや、大晦日は必ず年越しそばをやります。
今年は離れて暮らすうちの父や、夫側の親族も来て。紅白を見ながらわたしが天ぷらを担当し、夫が大量にそばをゆでてくれました。
そうしたら父も親族も高齢なので、絶妙に余ってしまい。どうしよ、と思いつつ一旦冷凍。
昨日、お雑煮で使いきれず冷蔵庫で余っていた鶏もも肉で、スパイスカレーを作りました。最初は玄米で食べる気でいて。途中でふと「あ、冷凍した年越しそばの残りで食べたらおいしそう!」とひらめいて。
我ながら天才じゃないですか?ってさみしい自画自賛(^^;
でも結構、うまく行きましたよ!
■作り方
(1)と玉ねぎ小1個(みじん切り)と油少々を耐熱皿に入れてふわっとラップし、電子レンジ600Wに5分かける。にんにく・しょうが各1片(みじん切り)と油大1を深めのフライパンで香りが出るまで炒める。
(2)1のレンジ玉ねぎとバター20gを1のフライパンに入れ、中強火で茶色になるまで15〜20分炒める(水少々を時々足し、底から焦げをはがすように炒めると早く茶色くなる)。トマト缶(1/2缶)またはトマトジュース1カップを入れ、混ぜながら軽く煮る。クミン・ターメリック・コリアンダー各小1、塩とシナモン、カイエンペッパー各小1/2を入れ、1分炒める。
(3)鶏もも肉(小さめのひと口大)で1、2分炒める(表面が全体的に白くなるまで)。水1と1/2カップを加え、煮立ったら弱火に変え、ふたをして10分煮込む。牛乳と生クリーム各1/2カップ(なければ牛乳1カップでもOK)を入れて軽くふつふつしたらカレーは完成。味見して足りなければ塩少々を足す。
(4)3で煮込む間、時間が近づいたら小鍋に湯を沸かし、冷凍そばをさっと30〜40ゆがく。湯を切り、カレーとともに丼に盛り付ける。好みで小ねぎを。
*スパイスがいろいろ揃わなければ、市販のカレー粉大さじ2と1/2のみでも。シナモン1/2だけでも足すと、深い味になります。
*辛いのが苦手な方、子ども用にはカイエンペッパー抜きで、逆に辛くしたい方はカイエン小さじ1(倍量)かそれ以上でも。スパイスは炒めると辛さが増します。
*玉ねぎはレンジにかけてから炒めると早く茶色く炒められます。
入れるスパイスの量で辛いのが苦手な人・大好きな人、それぞれ対応自在なのがよいところ。
バターや生クリームも使いますが、意外にもたれません。スパイスの温熱効果で、体の奥から元気が湧いてきます!
よかったらおためしください。
それでは、今日も最高においしい1日を!
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