フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

[レシピ]まるでお赤飯?玄米は〇〇を「ちょい足し」するとグッと満足感が上がる

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単体もよいが「ちょい足し」して炊くと玄米はさらに満足感アップ

こんにちは、フードライターの浅野陽子です。

今日は玄米の話。

「フードライターならいいお店をたくさん知ってますよね?」とよく言われるので、このブログには一生懸命レストランの記事を上げているのですが……

なぜかレストラン記事よりも、私が日々作っている「普通のごはん」のレシピ記事が圧倒的に人気です(笑)

なかでもアクセスが高いのは「玄米を炊く」記事↓

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玄米は好きなので相変わらず食べ続けています。

が、今回は玄米に、ある食材を「ちょい足し」することでさらに満足感も栄養もアップするので、それを紹介します。

研ぐ前に適量を加えるだけ。炊き方は普通の玄米と同じ

では、なにを玄米に「ちょい足し」するのか?

答えは……

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「黒豆」

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「もちきび」です。

黒豆はおせち料理で使うのと同じあの豆。

(普通の黒豆よりもさらに小粒の『黒千石』を使いましたがどちらでもOK)

 

もちきびは『桃太郎』のきびだんごの材料の「きび」(雑穀の一種)です。

 

雑穀は「白米より栄養価が高い」と少し前からブームになっていますが、きびはお菓子の原料に使われるくらいなので、ほんのり甘くて雑穀でたまに感じる臭みもありません。

黒豆ともちきびを「ちょい足し」して炊く方法はこちらです。

基本的にベースの「玄米を圧力鍋で炊く」のとほぼ同じです。

[レシピ]黒豆ともちきび「ちょい足し」炊き玄米

[材料]作りやすい分量

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量はあまり厳密でなくて全然大丈夫です。
我が家では大昔買ったこの計量カップを愛用していて、玄米を2カップと1/3カップ×2杯入れ、最後に黒豆を1/3カップ分すくって、もちきびを入れます。

[作り方]

  1. 玄米と黒豆、もちきびを研いで圧力鍋で炊く(つけ置き不要)

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    白米と同じように、炊く前に水でざっと研ぎます。
    玄米も黒豆も乾物で、最初の水を一気に吸います。
    なので研ぐ時の最初は、浄水器の水やミネラルウォーターを使い、その後に水道水で研ぎましょう。

    そして全部を圧力鍋に入れ、水4カップ(これは浄水)も入れ、つけ置きせずいきなり炊き出します。

  2. 炊く(強火2分→ごく弱火20分→放置)

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    圧力鍋で炊きます。
    強火→ピンが立ったらそのまま2分→ごく弱火で20分→火を消してそのまま5分→火から下ろし、水道水をかけて圧力を抜き20分。

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炊き上がりはこちら。
黒豆もしっかり火が通っています。
もちきびは……ほぼ見えません(笑)

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しゃもじですくうとこんな。
もっちもち感、伝わっていますか?
黒豆の色素が玄米に移って、見た目は「お赤飯?」とまちがえそうです(味はまったく違います)

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熱いうちにいただきましょう。

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黒豆と、もちきびも見えました。

黒豆はお赤飯で食べるあの感じと一緒。

もちきびは、食べていてもほとんど食感を感じないですが、玄米単体よりも、よりもっちり感とを上げるのに一役買っているような。

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豆のたんぱく質も入って、結構これだけで食べ応えあります。

白いご飯だと欲しくなるような焼き魚や肉のしょうが焼きなどのおかずよりも、シンプルな野菜料理が合う感じ。

冷蔵庫に作っておいた、残り野菜の浅漬けを合わせました。

 

我が家では玄米を食べるのは私だけなので、1回食べた後はラップに小分けして冷凍。

食べるときに電子レンジで普通のごはんと同じようにチンで。

黒豆もそのまま同じようにレンチン解凍で大丈夫です。

 

いかがでしたか。

玄米好きだけれど、少し変化球で楽しみたい、という方は参考にしてみてくださいね。

黒豆と玄米は富澤商店で買いましたが、ブランドに特に指定はありません。

函館産 黒豆 / 500g TOMIZ(創業102年 富澤商店)

北海道産 もちきび / 200g TOMIZ(創業102年 富澤商店)

 

それでは、今日も最高においしい1日を!

 

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