フードライター浅野陽子の美食手帖

食の取材歴20年のフードライター(子育て中)がレシピ、レストラン、仕事話などを紹介するブログです。著書『フードライターになろう!』全国書店で発売中。

2020年にやりたいこと

大変遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。

年末からマレーシアのクアラルンプールで過ごし、仕事をしながら引き続きこちらで過ごしています。マレーシアの記録はまた後日まとめますが、まずは新年1本目のエントリをアップします。

今回は、去年2019年にできたことの振り返りと、今年2020年やりたいことを書いておきます。

2019年にできたことの振り返り

2019年は、人生で1番か2番と思えるくらい、いろんなことが起きた年でした。

・17年住んだ家の売却 ・都内にある実家(築50年)を父から生前贈与を受けて引き継ぎ、その大規模リノベ(まもなく完成予定)。 ・既存のライター仕事をやりながらの、新しい原稿依頼(『AERA』や『カクヤスnaviオンライン』での連載開始など) ・5歳の娘の習い事開始(バレエなんですが、毎回の送迎や髪の毛のセット、発表会での親の準備など、これが想像以上にボリュームたっぷりで……仕事以外の時間を膨大に侵食) ・4年ぶりの海外渡航(ハワイに2回、マレーシアに2回。友人宅と駐在中の家族を訪ねて滞在)

超早寝→朝2時起き→仮眠のサイクルがスーパー効率よい

仕事以外にもやることがたっぷりだったのですが、仕事(原稿の納期)は遅らせられないので、それ以外のやるべきことは睡眠時間を削って間に合わせるしかなく。

娘と一緒に21時に寝て、明け方2〜3時に起きて6時までネットで調べたり準備したりメール返したり所要をこなし、6時〜6時半まで仮眠を取って、娘を保育園に送りに行く、というサイクルをよくやっていました。

2時に起きる、と言うと結構ビックリされますが、この「超早寝早起き」、誰にも中断されない時間が3時間くらい確保できるので意外といいのです。

しかも二度寝後に起きたときに「今日はあれとあれがもう終わっている」という達成感を胸に1日が始まるので、メンタルも落ち着きます。

毎日時間がない!心が破裂するくらい忙しい!と思っている人は、一度すべてを放ったらかして超早寝して、翌朝2時に起きてやってみてください。

この世で活動しているのは私一人、と勘違いしそうなほど「シーン」と静まり返っている世界で集中すると、いろんなことが本当に効率よくできすよ。

朝2時起きで、なんでもできる!
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↑最初に「2時起き」の発想を思いついたのは、この本からでした。普通の主婦から同時通訳者になった女性が書いた本。2、3も出ているみたいです。

「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!
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「2時起きはさすがに…」という方に。

4時起きだと私の場合、6時半に娘の送り準備を始めなくてはいけないので、集中できる時間が1時間くらいになってしまいますが、それでも「1日が始まる段階ですでにアレが終わっている達成感」は味わえます。

2020年にやりたいこと

そしてドタバタなまま2019年の最後に日本を出発し、1ヶ月近くクアラルンプールで過ごしているわけですが…やっぱり日本での日常を離れて異質な世界で暮らしてみると、次の目標も広がって来ました。

そんな心境でいま、2020年にやりたいと思っていることは、こちら。

・リノベ後の実家をうまく回す(モノを片付けながらシンプルに、きれいに保つ) ・海外にもっと積極的に行く ・ブログの投稿頻度を上げる ・YouTuberデビューする(これは去年から計画) ・子供向け作文講座を開く(リアルな授業と、noteでの発信の両方。方法さえわかれば、面白い文章は誰にでも書けます!) ・仕事(原稿)より自分コンテンツ発信(ブログ、YouTube、noteなど)のウェイトを上げる

最後の「仕事より自分コンテンツ」って…こんなこと、ここで堂々と書いてしまっていいのか??実は、ここ数年ずっと考えていたことでした。

私の職業はフードライターで、ライターとはプロの文章力をもって、クライアントから取材や記事の制作を頼まれて書くのが仕事です。

食べ物について知らないことを教えてもらうのが何より好きで、人の話を聞いたり、文章を書くことも得意なので楽しく仕事はしているのですが、ライターである限り「書くべきテーマ」は指定され、取材先の選定や文体含め、100パーセント自分の好きなようには書けません。

また、ライター自身が「インタビューで聞いたこの情報は面白いから絶対書こう」とがんばって原稿に入れ込んだ内容が、メディアのいろんな都合でボツ(文章が丸ごと削除される)ことも結構あります。

これがストレスで…メディアという「人のふんどし」で情報発信させてもらっている限り、この状況は避けられません。それから抜け出すためには、自分自身が強いメディアになる(=自分発信していく)しかないのです。

40代を数年過ぎると焦ってくる(「まだ長いか」とも思えるが、これ以上先延ばししている時間もない)

30代から40代になった瞬間は「中年だけどまだ結構長いよね」と思いますが、年々「あれ、そんなに長くない?」と焦ってきます。

私が一番それを認識したのは、ある日、仕事仲間の29歳女子とランチをしていたとき、 私:「20代はやっぱり若いね、先が長くてうらやましい」 29女子:「いやー、もう年ですよー」 という会話をした瞬間でした。

自分の29歳の出来事って昨日のことのように最近に感じるのに、彼女との年の差分の年数を足したら、え?私もう還暦手前?高齢者になるの?ウソでしょ?と。

人生100年時代と言えど、自分の年齢自体は毎年、確実に積み上がって行くわけです。いまはシニアでもみんな若いかもしれないけれど、やっぱり新しいことをローンチするのに、40代と60代の勢いや体力は絶対違う。

だったら怖がらずウダウダ言わず、他人の目も気にせず、やり残していることを40代半ばのうちにやっておこうと胸に誓いました。それを今年にしたのです。

というわけで今年もみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!